Serious Games Institute のディレクターが9月に来日

 英国コベントリー大学のSerious Games Institute で研究ディレクターを務める、Sara de Freitas博士が9月上旬に来日します。
 前のエントリーでもご紹介しましたように、SGI は英国のシリアスゲーム・仮想世界研究の拠点として活動しており、de Freitas 博士はシリアスゲーム研究者として知られており、多数の論文を発表しています(Dr Sara de Freitas のプロフィール)。SGI での産学連携活動状況についてはもちろん、欧州のシリアスゲームの動向を最もよく知る研究者の一人です。

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Games and Virtual Worlds for Serious Applications 2009 発表論文募集中

 3月23-24日に英国コベントリー大学で、シリアスゲームと仮想世界研究をテーマとした国際カンファレンス「Games and Virtual Worlds for Serious Applications 2009 」が開催されます。
 このカンファレンスでは、ゲームと仮想世界の教育的、社会的用途での利用に取り組む研究者、開発者が世界中から集まり、この分野の最新事例の発表が行われます。特にゲーム、仮想世界の「応用的研究(これらの技術を利用した教育や研究活動の実践事例)」、「研究の方法論や理論的枠組(参与デザイン研究、データ収集、分析手法など)」、「評価手法研究」の3点に焦点を置いているとのことです(もう少し詳しい概要を下記に抄訳しました)。
 前のエントリーでも少し書きましたが、主催するコベントリー大学 Serious Games Institute (SGI)では、シリアスゲーム事例研究や、セカンドライフやOLIVEプラットフォームなどを利用した仮想世界の応用研究プロジェクトを進めており、それらのプロジェクトの活動状況もこのカンファレンスで紹介されることと思います。欧州のこの分野の研究者、開発者が多く集まる機会ですので、参加されるとこの分野での人的ネットワーク形成のためにもよい機会になることでしょう。
 現在、発表論文を募集しており、フルペーパーの締め切りは11月1日(ショートペーパーとポスターは11月15日)です。優秀論文は、British Journal of Educational Technologyにも収録されるそうです。関連する研究に取り組まれている方は(もちろん採用されれば会に参加して発表する必要がありますが)投稿してはいかがでしょうか。
以下、ご関心ある方へ概要補足です。

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Serious Virtual Worlds’08、9月に英国で開催

 来月、9月11-12日に英国コベントリー大学で、仮想世界研究をテーマとした国際カンファレンス「Serious Virtual Worlds’08」が開催されます。
 このカンファレンスでは、仮想世界の教育的、社会的用途での利用研究に関する発表が行われます。主催のコベントリー大学 Serious Games Institute では、セカンドライフやOLIVEプラットフォームなどの仮想世界の応用に関する産学連携プロジェクトを進めており、それらのプロジェクトの活動状況もこのカンファレンスで報告されるようです。SGI は英国さらに欧州の仮想世界研究の主要拠点となっており、この分野の研究に関する情報発信を活発に行っています。
開催概要等詳細はこちら。
http://www.seriousvirtualworlds.net/

最近のシリアスゲーム関連書紹介(3)

 引き続きシリアスゲーム関連書紹介、最終回の今回は、よりシリアスゲーム開発者向けの本2冊と、一番最近に出た学術書1冊をご紹介します。
 「Persuasive Games: The Expressive Power of Videogames」、「Story and Simulations for Serious Games: Tales from the Trenches」、「Serious Educational Games: From Theory to Practice」、の3冊です。

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最近のシリアスゲーム関連書紹介(2)

 シリアスゲーム関連書紹介、前回に引き続き、今回も学術系です。
 この2年でゲームの教育利用に関するハンドブックが続けて3冊出版されました。今回はそれらの3冊、「Games And Simulations in Online Learning: Research And Development Frameworks」、「The Design and Use of Simulation Computer Games in Education」、「Computer Games and Team and Individual Learning、をご紹介します。

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最近のシリアスゲーム関連書紹介(1)

 ここ数年の間に、学術系・開発系シリアスゲーム関連書の洋書が数冊出版されています。しばらくご紹介していなかったので、全3回に分けてまとめてご紹介します。
 今回は、学術系の方から、「Good Video Games + Good Learning」、「How Computer Games Help Children Learn」、「Educational Potential of Computer Games」、の3冊をご紹介します。

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マイクロソフトの環境ゲーム開発コンテスト結果発表

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 先日、マイクロソフト主催の学生コンテスト「Imagine Cup 2008」の結果が発表されました。
 世界100ヶ国以上、20万人以上の学生がエントリーし、ソフトウェアデザイン、ゲーム開発、プログラミング競争など9つの部門で環境を問題をテーマとした開発コンテストが行われました。今回パリで行われた最終審査に残ったのは370人、124チーム、世界61ヶ国からの学生たちで、各部門の入賞チームが選考、表彰されました。
 その中のゲーム開発部門は、環境問題をテーマにXNA Game Studio Expressを利用してゲーム開発に取り組むというもので、下記の3チームが入賞しました。
第1位::Team Mother Gaia Studio(ブラジル)
第2位: Team Drunk Puppy Productions(ベルギー)
第3位:Team GOMZ(韓国)
 このコンテストでは毎年社会問題の解決のための開発をテーマに掲げており、来年のテーマは「世界が直面している最も深刻な問題の解決」のためのソフトウェア開発・作品制作で、大会はカイロで開催されます。審査基準や応募方法の詳細は8月15日より告知されるそうです(ソフトウェアデザイン部門は公開中)。ソフトウェア開発やアート専攻の学生の皆さんはぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
Imagine Cup 2008 結果詳細

米国で最も売れたゲームタイトルトップ10

 前のエントリーでヨーロッパで売れているゲームタイトルのランキングをご紹介しましたが、米国で売れているゲームタイトルランキングもForbes.comで記事が出ていたのでついでにご紹介します。
 このランキングは、コンソール機、PCなどすべて含んだ過去15年間のセールスデータ(NPD Group提供)に基づいた総合セールスランキングとのことです。また、USマーケットとあるので、カナダは含まず米国内のみのデータからの集計のようです(カッコ内はパブリッシャー、数字は販売本数)。

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「脳トレ」がヨーロッパで最も売れたゲームタイトルに

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 Forbes.comでヨーロッパのゲーム市場についての記事が出ており、2007年のゲームタイトルの販売動向が取り上げられています。
 ヨーロッパで2007年に一番売れたゲームタイトルは、日本でも大ヒットした「脳を鍛える大人のDSトレーニング」のヨーロッパ版「Dr Kawashima’s Brain Training (北米版のタイトルは「Brain Age」)」だったそうです。記事で紹介されているセールスランキングは次の通りです。なお、このランキングは、英国、フランス、ドイツのセールスデータを集計したものだそうです。

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ベライゾン、リテラシー学習ゲーム開発に100万ドル提供

 ベライゾン財団(Verizon Foundation)は、リテラシー学習ゲーム開発プロジェクトへの補助金として全米図書館協会(ALA)へ100万ドル(約1億500万円)を提供すると発表したとSerious Games Source が報じています。
 ALAでは、リテラシースキルを学習する上でのゲーム開発し、その効果を測定、評価するプロジェクトを行って、リテラシー学習ゲームのモデルケースを生み出すことを目指しています。今後ゲーム開発者とともに図書館をテーマとした学習ゲームなどを開発、評価していく予定だそうです。ベライゾン財団は、米国の大手携帯電話会社のベライゾン(Verizon)の社会貢献活動を推進する財団です。
参照記事:
Verizon Rewards $1M Grant For ‘Gaming For Learning’ Project (Serious Games Source)
http://www.seriousgamessource.com/item.php?story=19243