Games for Health」カテゴリーアーカイブ

「ゲームを実生活で活かす~シリアスゲームの健康福祉分野での応用~」セミナー開催のお知らせ(8月30日)

今月8月30日に、仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館で「ゲームを実生活で活かす~シリアスゲームの健康福祉分野での応用~」をテーマにセミナーが開催されます。九州大学シリアスゲームプロジェクト代表の松隈浩之氏と、シリアスゲームジャパン代表の藤本が講演します。
東北福祉大学の大内誠氏による視覚障害者向けシリアスゲームの開発事例の発表も行われます。参加申込、お問い合わせは下記をご参照ください。

以下、主催者ウェブサイトより転載
http://sendai.fwbc.jp/news/2012/20120731/20120731.html

第26回wellbeing研究会「ゲームを実生活で活かす~シリアスゲームの健康福祉分野での応用~」

教育をはじめ社会の諸領域の問題解決に利用されるシリアスゲームの健康福祉分野での応用可能性について、日本でのシリアスゲーム研究の第一人者である東京大学大学院情報学環特任助教 藤本徹氏およびシリアスゲームプロジェクト代表をつとめる九州大学大学院芸術工学研究院講師 松隈浩之氏からご講演頂きます。
健康福祉サービスの開発を検討されている企業様をはじめ、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

演題:ゲームを実生活で活かす~シリアスゲームの健康福祉分野での応用~

日時:
平成24年8月30日(木)15:00-17:15
※終了後、講師を囲んで懇親会(参加費500円)を開催する予定です

場所:仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館 カンファレンスルーム
※当センター(および周辺)には十分な駐車場がございませんので、公共交通機関等によりご来館くださるようお願いいたします。

演者
「海外の健康福祉分野におけるゲーム利用研究の動向」
東京大学大学院情報学環特任助教 藤本 徹 氏

「リハビリ用シリアスゲームの介護老人保健施設への導入」
九州大学大学院芸術工学研究院講師 松隈 浩之 氏 

事例発表:「視覚障害者向けシリアスゲームの開発事例」
東北福祉大学情報福祉マネジメント学科准教授 大内 誠 氏

定員:30名

参加費:無料

申込:
公益財団法人仙台市産業振興事業団 FWBC推進室 畠山/望月
メール rdunit@sendai.fwbc.jp ファックス 022-303-2667 電話 022-303-2666

締切:平成24年8月27日(月) (定員に達し次第、締め切ります。)

DiGRA Japan年次大会でのゲーム・フォー・ヘルスセッション

前のエントリーでご紹介しました、日本デジタルゲーム学会2011年度年次大会(立命館大学衣笠キャンパスで開催)では、大会2日目の2月26日の午前に、医療と介護に関するゲーム研究、「ゲーム・フォー・ヘルス(Games for Health)」セッションが行われます。

次の6本の発表が予定されています。

9:00-10:30 ゲームフォーヘルス(1)(ゲームと介護)
「高齢者におけるKINECTを用いたレクレーション活動に見る一考察:異世代交流とゲーム療法確立を射程とした検証とその展望」
中村彰憲(立命館大学映像学部),真辺一範(関西学院大学大学院),堀池拓実,京井勇樹(立命館大学映像学部)

「バーチャルリアリティを応用した運動療法の試み IV. 開発したビデオ・ゲーム対する身体運動反応」
福留清博(鹿児島大学医学部保健学科),秦一貴,平田敦志(鹿児島大学大学院保健学研究科),上嶋明,大倉和朗(岡山理科大学工学部),柳田信彦(鹿児島大学医学部保健学科),西智宏,川井田豊,前田誠(鹿児島大学大学院保健学研究科)

「バーチャルリアリティを応用した運動療法の試み III. 市販ビデオ・ゲーム対する運動反応の定量化」
平田敦志(鹿児島大学大学院保健学研究科),福留清博(鹿児島大学医学部保健学科),秦一貴,西智洋,川井田豊,前田誠(鹿児島大学大学院保健学研究科),米和徳(鹿児島大学医学部保健学科)

10:40-12:10 ゲームフォーヘルス(2)(ゲームと医療)
「長期服薬患者の服薬支援システムの検討」
遠田裕貴,戸田健(日本大学理工学部),尾崎信耶(日本大学大学院理工学研究科)井手口直子,高木彰子(帝京平成大学薬学部),宮木智子,南部恵子(株式会社新医療総合研究所)

「服薬アドヒアランス向上のための患者教育支援ツールの検討」
川崎涼平 1),戸田健 1),尾崎信耶 2),井手口直子 3),高木彰子 3),宮木智子 4),南部恵子 4)    1) 日本大学理工学部電気工学科,2) 日本大学大学院理工学研究科,3) 帝京平成大学薬学部,4) 株式会社新医療総合研究所    服薬アドヒアランス向上のための患者教育支援ツールの検討

「服薬支援のための患者-薬剤師間インタラクティブコミュニケーションシステム」
戸田健(日本大学理工学部電気工学科),尾崎信耶(日本大学大学院理工学研究科),井手口直子 (帝京平成大学薬学部),宮木智子,南部恵子,池田恵子(株式会社新医療総合研究所)

参加費や参加方法等の詳細は、下記DiGRA Japanウェブサイトをご参照ください。
https://www.digrajapan.org/modules/news/article.php?storyid=376

Games for Health Conference 2009 発表コンテンツ募集

今年6月11-12日にボストンで開催される「ゲームズ・フォー・ヘルス・カンファレンス2009」で、発表コンテンツ募集がアナウンスされています。
このカンファレンスでは、医療、ヘルスケア分野のシリアスゲームに関して40以上のセッションが行われます

下記のようなトピックに関連した発表内容を募集しています。
Effectiveness of Health Games
Exergaming & Rehabitainment
Health Behavior Change
Disease Management & Education
Public Health Messaging & Patient Communication
Cognitive Health
Training & Management Sims & Occupational Recruitment
Accessibility for Games & Disability focused Games
Epidemiology
Pain Distraction & Stress Relief
CyberPsychology
Entertainment Games About Health or Substantial Health Related Play
Health Effects of Games
First Responders & Mass Casualty Training
Medical Informatics & Health Data Collection
Virtual Patients
Interface & Visualization Applications
Personal Health & Electronic Medical Record Systems

発表ご希望の方はGames for Healthのウェブサイトからエントリーできます。詳細はウェブサイトの応募要項をご参照ください。発表者は同カンファンレンスのすべてのイベントに無料で参加できます。応募締切は2009年2月20日です。
なお、一般参加申込も、早期申込期限が2月14日までと締め切りが近付いてます(2月14日までは$379、以降$479から段階的に高くなります)。詳細は上記ウェブサイトのカンファレンス概要をご参照ください。

Games for Health 研究補助金採択プロジェクトの発表

 ロバート・ウッド・ジョンソン財団が公募していたGames for Health研究プロジェクトで採択された12の研究プロジェクトが先月末に発表されました。
Discovering How Video Games Can Motivate Healthy Behaviors: More Than $2 Million Awarded to 12 Research Teams (Robert Wood Johnson Foundation)
http://www.rwjf.org/pr/product.jsp?id=30932
 この研究プロジェクトは、ヘルスケア関連のシリアスゲームの実証研究を行う研究者と開発者のプロジェクトチームを対象に、同財団より総額約200万ドル(約2億1000万円)規模の研究補助金が提供されて行われるものです。この分野の研究者として知られるカリフォルニア大学サンタバーバラ校のDr. Debra Liebermanがまとめ役となり、全米の研究機関から申請された112件の中から選ばれた12の研究プロジェクトにそれぞれ最大20万ドル(約2100万円)の研究資金が提供され、1〜2年間かけて研究が進められます。
 採択されたのは下記の12件の研究プロジェクトです。発表資料を抄訳して研究の概要をご紹介します。

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Games for Health 紹介ビデオ最新版

 Games for Health 紹介ビデオの最新版がYouTubeで公開されました。このビデオでは、エクサゲーミング、医療教育シミュレーション、患者向け学習ゲームなど、主要製品やプロジェクトが紹介されています。
Games for Health Video 2008 Part 1

Games for Health Video 2008 Part 2

Serious Games Sourceで日本の動向紹介

 Games for Health カンファレンスの日本動向紹介セッションの内容が、海外のシリアスゲーム情報サイトのSerious Games Sourceで取り上げられました。
GFH: The ‘Overheated’ State Of DS Learning Games In Japan(Serious Games Source)
http://www.seriousgamessource.com/item.php?story=18596
 今回の藤本セッションでは、日本のゲームズ・フォー・ヘルス関連のゲーム会社各社の取り組みやニンテンドーDS市場の学習・実用系タイトルの販売状況、DSの健康関連タイトルの紹介などを行いました。ナムコと早稲田大学河合研究室のゲームの処方箋プロジェクトから「99のなみだ」の商品開発につながった話や、ナムコが長年取り組んでいるリハビリテインメントマシンの開発、SGラボの子どもの事故防止学習ソフトなど、セッションで取り上げた国内各社の取り組みについて記事で紹介されています。
 今回発表内容を記事にしてもらえたのは、発表資料をきっちりまとめて公開しておいたことが大きいのかなと思います。ただ、取り上げた事例に関する翻訳は海外で知られている翻訳がないところは意訳したところが多く、タイトル名などに間違いもあるかと思います。それとセッション内での拙い説明もあいまって、事実と違う形で紹介されているところもあります(デジタルコンテンツ協会のシリアスゲームの動向調査報告書が2007年発行と紹介されてたり)。事例の内容等についてもその懸念がありますので、もし何か誤りなどあってご迷惑をおかけすることなどございましたらお詫びいたします(>ご関係者の皆さま)。
 この記事のように、今回の発表を行ったことで日本のゲーム会社各社や研究機関で行われている取り組みへの海外の人々からの関心を呼び、日本のこの分野の発展に少しでも貢献できればうれしい限りです。

Games for Health 2008 レポート:まとめ

 ここまで5回にわたって今回のGames ffor Health カンファレンスの模様をレポートしてきました。レポート最終回として、今回のカンファレンスのポイントをまとめたいと思います。
 今回のカンファレンスでは、前回までと比較して次のような点が特徴的でした。
・規模の拡大
・大手保険会社の参入と一般層への普及
・個別テーマの具体化
・成功事例の共有と発展
・従来の取り組みとの合流

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Games for Health 2008 レポート:医療教育シミュレーション・仮想世界編

 Games for Health 2008 レポート、今回は医療教育に利用されるシミュレーション、仮想世界についてのセッションの模様をご紹介します。
 今回のカンファレンスでは、医療教育シミュレーション、仮想世界のシミュレーション用途での利用をテーマとしたセッションが数件行われました。特に仮想世界については、カンファレンス開催前日のプレカンファレンスで一日ワークショップも行われました。

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Games for Health 2008 レポート:リハビリ・アクセシビリティ編

 Games for Health 2008 レポート、今回はリハビリゲームとアクセシビリティ編です。
 先日ご紹介したMSNBCのニュースでも取り上げられているように、Wiiを利用したリハビリを「WiiHab」と呼んで話題にする動きが広まりつつあるようです。今回のカンファレンスでは、Red Hill Studiosとカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者たちが開発中のパーキンソン病患者のリハビリ用ツール、PDwiiについてのセッションがありました。

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Games for Health 2008 レポート:ゲーム依存症研究編

 Games for Health 2008 レポート、今回はゲーム依存症研究編です。このテーマのセッションは二つとも参加しなかったので、Slideshareに公開された発表資料とSerious Games Sourceのレポートを参考にしてます。
 ゲーム依存症を取り巻く問題を研究しているNeils Clark氏が、この問題の現状認識と改善に向けた展望などについて以下のような内容を発表しました。

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