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「幸せな未来は『ゲーム』が創る」紹介記事

10月に出版されました「幸せな未来は『ゲーム』が創る」は、年明け早々に増刷されることになりました。新聞の書評やブログなどでも紹介していただいておりますので、また折を見てまとめてご紹介したいと思います。

今回は、先日12月27日に発行された、東京大学大学院情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」が発行するメールマガジン「Beating」第91号に、「幸せな未来は『ゲーム』が創る」の紹介記事を寄稿しましたので、こちらでも紹介させていただきます。

なお、この「Beating」は、教育工学分野の研究論文紹介や、BEATで開催しているBEATセミナーの情報などを掲載して月1回発行されています。メールマガジンの詳細は下記BEATウェブサイトをご覧ください。

http://www.beatiii.jp/beating/index.html

—以下、Beatingより転載—
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書籍紹介  ─────────────────────────────
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「幸せな未来は『ゲーム』が創る」
ジェイン・マクゴニガル(著)、妹尾堅一郎 (監修)
藤本徹 (翻訳)、藤井清美 (翻訳)、 武山政直 (解説)
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Beating読者の皆さま、こんにちは。BEAT特任助教の藤本徹です。
今回は、私が共訳者として10月に上梓しました「幸せな未来は『ゲーム』が創る」
を紹介させていただきます。本書は、2011年1月に米国で出版された「Reality is
Broken」の日本語訳で、最近、各分野で注目が集まっている「ゲーミフィケー
ション」(ゲームデザイン手法の社会的応用)の基本文献として広く読まれて
います。

著者のジェイン・マクゴニガルは、カリフォルニア大学バークレー校パフォー
マンススタディーズ専攻で博士号を取得して、現在はシンクタンクのインスティ
テュート・フォー・ザ・フューチャーでゲーム研究開発部門のディレクターを
務める気鋭のゲーム研究者/ゲームデザイナーです。日本語字幕付きのTEDでの
講演映像が公開されており、本書で論じられている内容の一部を著者本人が語っ
ています。

—-
Jane McGonigal「ゲームで築くより良い世界」(TED)
http://ow.ly/8a1LU
—-

本書ではまず、「ゲーム」の持つ要素や優れたゲームが引き起こす感情について
検討します。近年のポジティブ心理学や認知科学の研究成果を引用しながら、
ゲームがなぜ人を夢中にし、幸せにするかを考察しています。優れたゲーム
デザイナーたちによって生み出されたゲームによって、巨大なゲーマーコミュ
ニティが形成される状況や、そこで起きている多くの興味深い現象について、
あまりゲームに馴染みのない人にも理解できるように丁寧に解説しています。
そして、現実世界でゲームが繰り広げられる「代替現実ゲーム(ARG)」の事例や
がん治療、貧困根絶など、世界が抱える深刻な問題に取り組むためにデザインされた
社会変革のためのゲームの事例を紹介しています。ゲームデザインの枠組で社会
を捉え直し、「壊れた」現実の問題点を浮き彫りにして、人々が幸福になるよう
に現実をデザインしていくための「現実修復法」が示されています。

ネット上で何万人、何十万人もの人々がつながりを持ち、壮大な規模のことを
達成していたり、家族や友達同士での新たなコミュニケーションツールとなって
いたり、ゲームを通して人々の新たな関係が生み出されていることがさまざまな
事例を通して語られます。「仕事の生産性と幸福感」や社会問題解決のための
コミュニティ形成についても、ゲームデザインの観点で見ると、従来とは異なる
形で捉え直すことができるという著者の「ゲームデザイン思考」が惜しみなく
盛り込まれています。

書名から一見すると、ゲーマーやゲームに興味のある方向けの本だと思われるか
もしれませんが、むしろ社会変革や人々の活動のデザインに興味のある方向けに
書かれている本だと言えると思います。人々の幸せについての研究の話も豊富に
盛り込まれているので、幸福感や楽しさについて考えを深めたい方にとっても
よいきっかけが得られる本だと思います。

翻訳者として苦労のたえないプロジェクトでしたが、お読みいただいた方が
本書から何か示唆を得て、幸福感が高まるものになればと願いつつ翻訳いたしました。
500ページを超えるボリュームの読み応えある本ですので、お正月休みや週末の
おともに、ゆっくりお読みいただければ嬉しいです。
(藤本 徹)

「ゲームフルな教育をデザインする」ワークショップ開催のお知らせ

 シリアスゲームジャパン代表の藤本が所属する東京大学大学院情報学環で、「ゲームフルな教育をデザインする」ワークショップを開催します。

 「教育のゲーミフィケーション」として注目される海外事例を題材にして、参加者それぞれが関わる教育の場をゲームフルに活性化するアプローチを模索するためのワークショップです。どうぞご参加ください。

—–

「ゲームフルな教育をデザインする」ワークショップ
趣旨:
昨年来の急速な「ゲーミフィケーション」への関心の高まりは、教育分野へも波及しています。既存のゲーム的な要素を含んだ活動をゲーミフィケーションの枠組みで捉えて評価し直す動きとともに、ゲームデザインの手法を用いた新たな教育カリキュラムや学習環境を生み出そうとする試みも、欧米を中心に進められています。

今回の研究会では、「教育のゲーミフィケーション」をテーマとしたワークショップを開催します。ゲームデザイナーと教育専門家が協力してカリキュラムを開発した米国ニューヨーク市の公立チャータースクール「Quest
to Learn」やニューヨーク公共図書館で行われたイベント「Find the
Future」などの事例を紹介し、ゲーム要素を取り入れた学びの場のデザインするためのアイデアや工夫の仕方を議論します。

主な対象者:
教育・人材育成関連企業の方、学校や教育機関教職員の方で、新しい学習活動デザインアプローチを模索している方

内容:
1.イントロダクション、趣旨説明
2.事例紹介
・Quest to
Learn:学校カリキュラム全体のゲーミフィケーション事例発表者:藤本徹(東京大学大学院 情報学環)
・Find the
Future(ニューヨーク公共図書館で行われたゲーミフィケーションイベント):学習活動のゲーミフィケーション事例
発表者:池尻良平(東京大学大学院
学際情報学府 博士課程)
・Games for Learning : ゲームを用いた学習の事例
発表者:福山佑樹(早稲田大学大学院 人間科学研究科
博士課程)
3.グループワーク&ディスカッション

日時:
12月16日(金)18時30分~21時
(18時15分開場・18時30分開演)

会場:東京大学本郷キャンパス 福武ホール地下2階・ラーニングスタジオ1
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/
(本郷キャンパスの赤門入ってすぐ左の建物です。)

定員:20名

参加費:
社会人:1500円、学生:1000円
※軽食・飲物代と資料代に使用します。当日受付でお支払いください。

参加申込方法:下記申込フォームよりお申込ください。
http://bit.ly/sFAF1z

主催:CLG(Community for Learning and
Games)研究会
共催:東京大学ベネッセ先端教育技術学講座(BEAT)

シリアスゲームセミナー 「シリアスゲーム産業化の推進に向けて」開催のお知らせ

 東京ミッドタウンで九州大学シリアスゲームプロジェクト主催のシリアスゲームセミナーが開催されます。昨年に引き続いて、シリアスゲームジャパン代表の藤本がお招きいただいて講演します。同プロジェクトの今年度の活動成果報告とパネルディスカッションで「シリアスゲームの産業化」について、産学でこの分野に取り組むパネリストの方たちと議論します。

 セミナーのプログラム詳細は、九州大学シリアスゲームプロジェクトウェブサイトの案内ページをご覧ください。

―――以下、主催者の案内より転載

◆◇◇◆◇◇◆◆◇◇◆◇◇◆◆◇◇◆◇◇◆◆◇◇◆◇◇◆
シリアスゲームセミナー
「シリアスゲーム産業化の推進に向けて」開催のご案内
◆◇◇◆◇◇◆◆◇◇◆◇◇◆◆◇◇◆◇◇◆◆◇◇◆◇◇◆

この度、九州大学が中心となって進めております福岡市委託事業”シリアスゲームプロジェクト”におきまして、シリアスゲームセミナーを開催いたします。

今回のセミナーでは、昨今ゲーミフィケーションの分野でカリスマ的な存在となっている、ゲームデザイナーのジェイン・マクゴニガルの著書『幸せな未来は「ゲーム」が創る』の翻訳も手掛けられ、日本のシリアスゲーム分野研究の第一人者である東京大学
藤本徹先生による講演、また当プロジェクトの本年の成果であるリハビリ用ゲームと観光ARGの実例を報告します。

後半は「シリアスゲーム産業化の推進に向けて」として、現在シリアスゲームを産業として実践されている方々をお招きしたパネル形式によるディスカッションを予定しており、国内におけるシリアスゲーム産業をより盛り上げるための具体的なアイディアをそれぞれの立場から出し合い、会場一体となって活発に議論を深めたいと思います。

皆さまのご参加をお待ちしております。

日時:  12月7日(水) 開場13:00 開演13:30
場所:  東京ミッドタウン・デザインハブ リエゾンセンター
      東京都港区赤坂9-7-1
ミッドタウン・タワー5F
      http://www.liaison-center.net/?page_id=725

定員:  90名 (事前申込制 ・
定員になり次第締切)
会費:  無 料
主催:  九州大学芸術工学研究院 福岡市
窓口:  シリアスゲームプロジェクト事務局
      Tel:
092-553-4499 (担当:馬場)

セミナーのプログラム詳細については、下記案内ページをご覧ください。
http://macma-lab.heteml.jp/sgp_official_website/main/news/#77

*申込方法*
参加ご希望の方は下記ご記入の上、「12/7セミナー参加申込」としてメールにてお申し込み下さい。

1. ご所属 2. お名前 3. TEL 4. Email 5. 懇親会に参加する ・ 参加しない

メール返信先: sa-baba <at>
design.kyushu-u.ac.jp
(ご記入頂きました情報は事務局にて厳重に管理し、当イベントの運営利用のみに利用させて頂きます。)

ジェイン・マクゴニガル「幸せな未来は「ゲーム」が創る」出版のお知らせ

先週、ジェイン・マクゴニガル著「幸せな未来は「ゲーム」が創る」が早川書房より発売されました。
本書は今年1月に米国で出版されて話題になっているJane McGonigal 「Reality is Broken」の日本語版です。シリアスゲームジャパン代表の藤本徹が共訳者として翻訳を担当しました。

著者のジェイン・マクゴニガルは、以前当サイトでもご紹介しましたが(ゲーミフィケーションに関するリソース集)GDCの講演やTED Talkで話題になった気鋭のゲームデザイナーです。今年のGDCのシリアスゲームサミットで行われた彼女の講演(GDCのサイトで無料公開中)は大入りの人気セッションでした。

本書は海外でゲーミフィケーションの基本文献としてよく紹介されています。最近のゲーミフィケーションの話は、マーケティングテクニック寄りの話題が中心になっていますが、本書は従来からのゲーム文化や最近のソーシャルゲーム、ARGなどの興味深い事例を豊富に取り上げつつ、ゲームデザインの社会的応用の可能性について議論していますので、合わせてお読みいただくことでゲーミフィケーションの可能性や、これまでシリアスゲームの文脈で取り組まれてきた考え方をバランスよく理解できる内容になっています。

以下、本書への推薦の声と紹介文です。

脳と魂を揺さぶる本書は、あなたの「ゲーム」観のみならず、価値観をも一変させる!
――ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者)

マクゴニガル以外に、世界をよりよくするようなゲームを開発できるデザイナーは存在しない。
本書は世界を変えたいと思うすべての人々の必読書だ!
――ジミー・ウェールズ(Wikipedia創設者)

ユニークなアイデアを思いつくだけでなく、それを実際に世界に影響を与える形で利用できる人物はほとんどいない。
マクゴニガルはその貴重な一人である。本書が説くように、
生活やビジネスや教育の場でゲームを活用できれば、
世界は想像超えた変化を遂げるはずだ。
――トニー・シェー(ザッポスCEO)

近年、世界のオンラインゲーマーのコミュニティは数億人に達し、莫大な時間と労力がヴァーチャルな世界で費やされている。これは現実に不満を持つ人々によ
る「大脱出」にほかならない。 なぜ人々は「ゲーム」に惹かれるのか?
それは現実があまりに不完全なせいだ。現実においては、ルールやゴールがわかりづらく、成功への希望は膨らまず、人々のやる気はますますそがれていく。
そんな現実を修復すべく、ゲームデザイナーの著者は、「ゲーム」のポジティブな利用と最先端ゲームデザイン技術の現実への応用を説く。コミュニケーショ
ン、教育、政治、環境破壊、資源枯渇などの諸問題は、「ゲーム」の手法で解決できるのだ。
世界最高のイノベーターと評されるゲーム界のカリスマによる刺激的社会改革論。

現時点でアマゾンは在庫切れのようですが、楽天ブックスなど他社オンライン書店には在庫があるようですのでそちらもご利用ください。

 

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Korea Serious Game Festival 2011が10/7~9に開催

Korea Serious Game Festival 2011が10月7~9日に韓国京畿道ソンナム市のSeongnam City Hallで開催されます。

大会初日(10月7日)のBusiness Forumでは、セミナーやショーケースデモなどが行われます。基調講演に続いて行われるパネルディスカッションに、シリアスゲームジャパン代表の藤本がパネリストとして登壇します。

スケジュール等詳細は下記をご覧ください。
http://ksf2011.org/exhibit_en/4_3.asp

東京大学BEATセミナー「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」(9/3)

 9月3日に東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座が「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」と題したセミナーを開催します。
 「大航海時代オンライン」ほか数々の歴史テーマのロールプレイングゲームやシミュレーションゲームをプロデュースされているコーエーテクモゲームスの竹田智一さんと、日本で随一のeラーニング人材育成プログラムを提供する熊本大学大学院の鈴木克明先生をお招きしたセッションを行います。楽しさと学びそれぞれの観点から、ユーザーを引き込むシナリオデザインについて議論を行います。

—-以下BEATウェブサイトより転載—
お知らせ BEAT Seminar ─────────────────────
2011年度第2回 BEAT公開研究会
「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」 9月3日(土)開催!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、
2011年度第2回 BEAT Seminar 「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」
を9月3日(土曜日)に開催致します。

学習環境のデザインにおいて、学習者の意欲を高め、学習活動に引き込む手法
はこれまでにもさまざまな形で提案されています。
ユーザーを活動に引き込むという観点からは、デジタルゲーム開発で
取り組まれている、楽しさを生み出す世界観やコンテンツデザインの手法は
独自の発展を続けています。

今回のBEATセミナーでは、コーエーテクモゲームスで歴史ゲームを
プロデュースされている竹田智一さんと、eラーニング教材開発の専門家
熊本大学の鈴木克明さんにお越しいただき、ユーザーの活動を促進する環境
デザインについて議論します。
みなさまのご参加をお待ちしております。

日時:2011年9月3日(土)14:00~17:00

場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>>

http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map46.pdf

内容:
14:05-14:45
1.講演1「歴史ゲームのシナリオ開発の実際」
竹田智一 (コーエーテクモゲームス)

14:50-15:30
2.講演2「シナリオを重視した学習コンテンツデザイン」
鈴木克明 (熊本大学)

15:40-16:00
3.参加者によるグループディスカッション

16:00-17:00
4.パネルディスカッション「楽しさと学びを融合するシナリオデザイン」
司会:
高橋 薫 (東京大学)
パネリスト:
竹田智一 (コーエーテクモゲームス)
鈴木克明 (熊本大学)
藤本 徹 (東京大学)

定員:180名
参加費:無料
(懇親会:セミナー終了後1F UT Cafeにて 参加希望者(3,000円))


参加お申し込みはこちらへ
http://www.beatiii.jp/seminar/index.html

シンガポールでSerious Games Conference 2011開催(8/3-5)

今年も8月3~5日にシンガポール Suntec Convention Centreでシリアスゲームカンファレンスが開催されます。

今年は九州大学の松隈先生が登壇し、九州大学のシリアスゲームプロジェクトのリハビリテーション用シリアスゲーム「リハビリウム」など、同プロジェクトの取り組みを紹介するセッションを行います。
また、昨年に続いてIEインスティテュートの和田周久さんも登壇して同社の取り組みを紹介します。

プログラム詳細は下記カンファレンスウェブサイトをご覧ください。
www.asiaevents.com.sg/seriousgames2011

以下、主催者案内より転載

Our 2nd-time Serious Games Conference 2011 (SGC 2011 for short) will take place from 3 – 5 August 2011 this year.
SGC 2011 is supported by MDA (lead agency), IDA, IES, STB and several trade associations including SGI UK (Serious Games Institute, UK), GXA (Games Exchange Alliance) IGDA Asia Chapters (International Game Developers Association), ACM Siggraph and SiTF (Singapore Info-Comm Technology Federation).
 
The event is held concurrently with another event “Defence Science & Research Symposium – on Serious Gaming & Edutainment” www.dsr2011.org
This other event is organised by RealSpace Pte Ltd, a spin-off company from the Mixed Reality Lab @ the National University of Singapore.
MDA has bridged us together as they view good synergy to support both events concurrently to maximize resources to attract a interest from larger set of audiences and hopefully better media coverage.
 
Program @ A Glance
3-Aug (Wed): Conference targeting serious games industry (9am-6pm) @ Suntec Convention Centre + Games Industry Networking Event (evening)
4-Aug (Thurs): Biz Matched Meetings (9am-5pm) + Executive Roundtable (afternoon), invite group involving SG govt agencies and serious games industry executives) @ Marina Mandarin Hotel
5-Aug (Fri): Onsite Campus/Serious Games Lab visit (morning, for overseas delegates) + concurrent 2 x Half-Day Serious Games Workshop for Educators (on the benefits of serious games)

立命館大学がゲームニクスに関するシンポジウムを開催(3/17)

3月17日に立命館大学東京キャンパスにて、立命館大学アート・リサーチセンター主催で「電子教科書の未来」と題したシンポジウムが開催されます。

シンポジウムでは、立命館大学とベネッセコーポレーションで進められてきた「ゲームのユーザーインタフェイスのメカニズムを活用した学習コンテンツ」に関する産学共同研究の成果発表とともに、ゲームニクス理論とその応用可能性を議論するセッションが行われます。

会場の立命館大学東京キャンパスは東京駅直結の至便なところにあります。
http://www.ritsumei.jp/tokyocampus/t02_j.html
よい機会ですのでご関心のある皆様はぜひご参加ください。
(参加費無料、参加申し込みは不要です。)

—日本デジタルゲーム学会 ニューズレターより転載—
シンポジウム「電子教科書の未来」のお知らせ

DiGRA Japanは立命館大学アート・リサーチセンター主催の「電子教科書」をテーマとしたシンポジウム「電子教科書の未来」を協賛いたします。本シンポジウムは、以下の日程で行われます。

日時 2011年3月17日(木)14:00から17:00
場所 立命館大学東京キャンパス
主催 立命館大学アートリサーチセンター
共催 立命館慶祥中学校・高等学校、立命館大学経営学部DML
[Design Management Lab]
協賛 日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)
参加に関するお問い合わせは以下までお願いします。
arc-jimu@arc.ritsumei.ac.jp

趣旨
現在、教育現場においても紙の使用量による環境負荷の観点と、IT利用促進の観点からペーパーレスの学習方法として各種の情報端末の活用が求めれる中で、タッチ機能を持つ携帯型ゲーム機も注目されています。しかしソフトとして多くの学習タイトルが発売されているものの、その学習効果や品質については科学的な視点からその有効性の検証がなされていない状況であり、教育現場や、過程から学習効果への疑問視や学習を妨げる存在としてゲームそのものに対する批判も存在しています。立命館大学ではサイトウ・アキヒロ教授の提唱する「ゲームニクス」の研究成果をテレビのリモコンやタッチパネル等の操作画面の設計など応用領域へ活用する実績を挙げてきました。これまで立命館大学と株式会社ベネッセコーポレーションでは、立命館慶祥中学高等学校の協力を得て、2009年10月より「ゲームのユーザーインタフェイスのメカニズムを活用した学習コンテンツ」に関する産学共同研究を行ってきました。

このシンポジウムでは、予備調査から足かけ二年にわたる共同研究の成果を発表するとともに、次世代の携帯型ゲーム機やタッチパネル型の情報端末を利用した新たなコンテンツの開発をめぐる可能性と問題点について考えます。

スケジュール
14:00-14:15 イントロダクション 細井浩一
(共同研究プロジェクト代表/立命館大学映像学部教授/DiGRA Japan会長)

14:15-15:30 第一部 立命館大学Xベネッセ共同研究の概要と成果
大森雅之(株式会社ベネッセコーポレーション)
サイトウ・アキヒロ(立命館大学映像学部教授)
八重樫樫文(立命館大学経営学部准教授)
15:40-17:00 第二部 ゲームニクス理論とその応用可能性
イノベーション教育への<ゲームニクス>応用
鼎談:ゲームニクス-その可能性の中心

九州大学シリアスゲームプロジェクトシンポジウム(3/15)のお知らせ

 九州大学、福岡市、福岡地域のゲーム会社組織GFFで展開されている「シリアスゲームプロジェクト」が「シリアスゲームのビジネスモデルを探る」と題して、活動2年目の成果報告シンポジウムを開催します。

 このシンポジウムでは、シリアスゲームジャパン代表の藤本が講演を行います。九州大学と連携を進めているオランダのユトレヒト芸術大学の研究者の講演もあります。今年度同プロジェクトで取り組まれた「リハビリ」「観光」をテーマにしたゲーム開発の成果報告と、シリアスゲームのビジネス化をテーマにディスカッションが行われます。ぜひご参加ください。

—–以下、プレスリリースより転載—–
シリアスゲームプロジェクトシンポジウム
「シリアスゲームのビジネスモデルを探る」ご案内

春寒の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
福岡市委託事業シリアスゲームプロジェクト2年目の成果報告シンポジウムのご案内をいたします。
九州大学を中心に産学官連携で2009年にスタートした当プロジェクトですが、今年度は当初の目的でもあるシリアスゲームの産業化の実現を見据え、より具体的にニーズの見える「リハビリ」「観光」をテーマに選んでゲーム制作を行い、2つのゲームが完成いたしました。

今回のシンポジウムでは、プロジェクト2年目の報告や制作したゲームの紹介は勿論、日本におけるシリアスゲーム研究の第一人者である藤本徹氏と、既にシリアスゲームビジネスが盛んなオランダのユトレヒト芸術大学研究員Micah Hrehovcsik氏による、国内外でのビジネスを意識した基調講演を行います。

また、トークセッションではパネラーに「ことばのパズルもじぴったん」シリーズのプロデューサーである中村隆之氏をお迎えし、各分野の代表者と来場の皆様と共に国内外においてシリアスゲームをさまざまな分野の融合事業としてビジネス化させる為の、議論を深めたいと考えております。
ぜひ多くの方々にご来場頂き、議論を盛り上げていただければ幸いです。
(シンポジウム詳細については、案内ウェブサイトをご覧ください)

日時:   2010年3月15日(火) 開場14:00 開演14:30~
場所:   アクロス福岡 円形ホール 
       福岡市中央区天神1-1-1 http://www.acros.or.jp/access/
会費    無 料
主催:   福岡市・九州大学芸術工学研究院
問合せ:  九州大学芸術工学研究院 シリアスゲームプロジェクト事務局
        Tel: 092-553-4499  Email: sa-baba <at>design.kyush-u.ac.jp (担当:馬場)
*事前登録制とさせて頂きますので、参加ご希望の方は下記ホームページよりお申し込み下さい
http://macma-lab.heteml.jp/sgp

**シンポジウム終了後に懇親会を行います。どなたでも歓迎いたしますので、異分野間の交流や意見交換の場としてぜひご参加ください。

登壇者やパネラーの方にもご参加頂く予定です。
  時間:  3月15日(火)18:30~20:30
  場所:  ブロッソ(西鉄イン福岡13F) http://www.blosso.jp/access/
  会費:  ¥3,500 
  申込:  参加ご希望の方は、お名前・所属・ご連絡先(TEL)を記載して3/4までに下記メールアドレス宛にご連絡下さい。
        m_hashi<at>maq.kyushu-u.ac.jp (担当:橋谷)

2011年のシリアスゲーム関連イベント

 今年も米国を中心に、海外で多くのシリアスゲーム関連イベントが開催されます。8回目を迎えるGDCで行われるシリアスゲームサミットをはじめ、同じく8回目のGames for Change、7回目を迎えるGames for Health、GLSカンファレンスなど、商業系、学術系それぞれに定番イベントが行われ、学会の分科会的に開催されるセッションなども含めるとかなりの数にのぼります。以下、開催順にリストにしてご紹介します。まだ把握しきれていないものや今年後半にかけて企画される未アナウンスのものもありますので、見つけ次第、順次追加していきます。

Serious Games Summit GDC
2/28-3/4 (San Fraccisco, CA)
http://www.gdconf.com/conference/sgs.html

SharpBrains Summit
3/30-4/1 (Virtual conference)
http://www.sharpbrains.com/summit/

The 7th Annual Games for Health Conference
5/17-19 (Boston, MA)
http://www.gamesforhealth.org/

Games+Learning+Society (GLS) Conference 7.0
6/15-17 (Madison, WI)
http://www.glsconference.org/2011/

The 8th Annual Games for Change Festival</a>
6/20-22 (New York City, NY)
http://www.gamesforchange.org/

Foundations of Digital Games
6/28-7/1 (Bordeaux, France)
http://www.fdg2011.org/

CGAMES 2011 USA (16th International Conference on Computer Games: AI, Animation, Mobile, Interactive Multimedia, Educational & Serious Games)
7/27-30 (Kentucky, USA)
http://www.cgamesusa.com/

The 5th DiGRA Conference: Think Design Play
9/14-17 (Utrecht, Netherlands)
http://gamesconference.hku.nl/

5th European Conference on Games Based Learning
10/20-21 (Athens, Greece)
http://www.academic-conferences.org/ecgbl/ecgbl2011/ecgbl11-home.htm

SeGAH 2011: 1st International Conference on Serious Games and Applications for Health
11/9-11 (Braga, Portugal)
http://www.ipca.pt/segah2011/

Interservice/Industry Training, Simulation and Education Conference (I/ITSEC)
11/28-12/1 (Orlando, FL)
http://www.iitsec.org/