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Games for Change カンファレンス

 IT Mediaでロイターの記事の日本語版が出ているので、すでにあちこちで紹介されていますが、6月27-28日に第3回目のGames for Changeカンファレンスがニューヨーク市のThe New School for Designにて開催されました。
 基調講演は、元上院議員でNew School for Designの学長ボブ・ケリー氏と、ベストセラー「Everything Bad is Good for You」の著者スティーブン・ジョンソン氏によって行なわれました。また、「Darfur is Dying」や「Peace Maker」など、社会変革活動のためのゲーム利用事例が紹介されました。バーチャル世界「Second Life」で進められている数々の社会実験を紹介するセッションや、これから社会変革のためのゲームを開発しようという人々のための情報提供セッションなどが行なわれ、最後に著名なゲームデザイナーのラフ・コスター氏によるクロージングスピーチで幕を閉じました。

シリアスゲーム関連イベント

 今年開催されるシリアスゲーム関連イベントの主なものをご紹介します。
Games, Learning & Society (GLS) Conference
ゲームと学習、社会に関するカンファレンス、Games, Learning & Society (GLS) Conferenceは、6月15日、16日にウィスコンシン州マディソンで開催されます。
このカンファレンスは、ゲームに関する学術研究、特にMMOG系の研究発表が中心になっているのが特徴です。参加申込、プログラム詳細はカンファレンスウェブサイトをご覧ください。
http://www.glsconference.org/2006/default.htm
Games for Change 2006 Annual Conference
非営利活動分野のシリアスゲームグループ「Games for Change」の年次カンファレンスは、2006年6月27日、28日に ニューヨークシティのParsons The New School for Designにて開催されます。
現在、参加申込を受付中です。詳細はGames for Changeウェブサイトのアナウンスをご覧ください。
http://www.gamesforchange.org/conference/2006/index.htm
Games for Health 2006 Annual Conference
医療健康分野のシリアスゲームグループ「Games for Health」の年次カンファレンスは、2006年9月28日、29日にUniversity of Maryland School of Medicineにて開催されます。
現在、発表者を募集しています。応募〆切は6月19日です。詳細はGames for Healthウェブサイトのアナウンスをご覧ください。
http://www.gamesforhealth.org/archives/000152.html

Serious Games Summit D.C. 2006 (SGS D.C.)
今年のシリアスゲームサミットD.C.は、10月30日、31日、昨年と同じバージニア州アーリントンのCrystal Gateway Marriottにて開催されます。
現在、発表者を募集しています。〆切は6月5日です。詳しくはシリアスゲームサミットのウェブサイトをご覧ください。
http://www.seriousgamessummit.com/

シリアスゲームデザインコンテスト

12月4-7日にフロリダ州オーランドで開催されるI/ITSECカンファレンスにて、第一回「Serious Games Showcase and Challenge」が行なわれます。I/ITSECは、世界各国から16000人以上が参加するシミュレーション&トレーニング分野で世界最大級のカンファレンスです。このイベントは、学生、フリーのゲーム開発者、小規模のゲーム会社を対象にした、シリアスゲームデザインコンテストです。MODゲームとオリジナルゲームの2カテゴリーで、それぞれ学生部門と、個人&スモールビジネス部門の計4部門で競われます。
エントリー〆切は7月31日です。
ルール等詳細はSerious Games Showcase and Challengeのウェブサイト(http://www.sgschallenge.com/)でご確認ください。

シリアスゲームサミットGDCセッション紹介

 来月に開催が迫ってきたシリアスゲームサミットGDCでは、二日間で33のセッションが予定されています。セッションラインナップが出揃ったようですので、どんなセッションが行なわれるか、その一部を簡単に訳してご紹介します。
(1) テーマ別シリアスゲームディスカッション
(2) アドバゲーミング、ゲームによるメッセージ伝達、マーケティング
(3) シリアスゲームにおける一般オーディエンスアプローチ
(4) シリアスゲームチュートリアル: シリアスゲームプロジェクトを成功に導くアプローチ
(5) ヒューマンからバーチャルヒューマンへ

GLSカンファレンスビデオ無料配信中

先日レポートでご紹介した、GLSカンファレンスのビデオがこちらのWebサイトで公開されていて、無料で視聴できます。当日3部屋あったうちの一部屋で行なわれたセッションが収録されていました。ヘンリー・ジェンキンスと、ジェームス・ジーのゲームカルチャーのセッション、MMOG世界経済の研究で有名なエド・カストロノバ、Rules of Playの著者エリック・ジマーマン、Thief1, 2のゲームデザイナーとして知られるダグ・チャーチ、教育ゲーム研究プロジェクト、エデュケーションアーケードの中心メンバーであるカート・スクワイアらによるセッションの模様をご覧いただけます。

シリアスゲーム関連イベント最新情報

シリアスゲーム関連イベントがいくつか追加されてますのでご紹介します。
CEDEC (CESA Developers Conference)IGDAアカデミックセッション
2005年8月29日(月)(CEDECは29〜31日開催)
at 明治学院大学(東京都港区白金台)
講演「シリアスゲーム研究・開発の最新動向」(10:00-11:30)(講師:藤本)
パネル「ゲーム業界にとってのシリアスゲームの可能性と課題」(12:30-14:00)
パネリスト:(五十音順、※一名追加されました)
小野雄次郎氏 ナムコ (インキュベーションセンターBE機器グループ開発チームリーダー)
柴田賀盆氏 フリー (「私の夢&銀行」ゲームデザイナー)
鈴木政幸氏 サクセス (「吉野家ゲーム」プロデューサー)、他調整中
モデレーター: 藤本徹(シリアスゲームジャパンコーディネーター)
http://cedec.cesa.or.jp/
シリアスゲームショーケース (各種シリアスゲームのデモンストレーションイベント)
at デイナセンター, ロンドンサイエンスミュージアム
2005年8月30日
Games for Health
at メリーランド大学スクールオブメディシン(メリーランド州)
2005年9月22日、23日
http://www.gamesforhealth.org/
フューチャープレイ
at ミシガン州立大学
2005年10月13日−15日
http://www.futureplay.org/
トレーニング・フォール カンファレンス&エキスポ (オンライン教育・eラーニング系のカンファレンス)
at ロングビーチカンファレンスセンター(カリフォルニア州)
2005年10月17日−19日
www.vnulearning.com
シリアスゲームサミットDC 2005
at ワシントンDC
2005年10月31日、11月1日
http://www.seriousgamessummit.com/

シリアスゲーム関連イベント

今年開催されるシリアスゲーム関連のイベントをご紹介します。
GLS(Game+Learning+Society)カンファレンス
at ウィスコンシン州マディソン
2005年6月23日、24日
http://www.glsconference.org/
CEDEC (CESA Developers Conference)IGDAアカデミックセッション
2005年8月29日(月)(CEDECは29〜31日開催)
at 明治学院大学(東京都港区白金台)
講演「シリアスゲーム研究・開発の最新動向」(10:00-11:30)(代表者藤本による講演)
パネル「ゲーム業界にとってのシリアスゲームの可能性と課題」(12:30-14:00)(ゲーム開発者の方々をお招きしてのパネルセッション)
※詳細は後日お知らせします。
Games for Health
at メリーランド大学スクールオブメディシン(メリーランド州)
2005年9月22日、23日
http://www.gamesforhealth.org/
フューチャープレイ
at ミシガン州立大学
2005年10月13日−15日
http://www.futureplay.org/
シリアスゲームサミットDC 2005
at ワシントンDC
2005年10月31日、11月1日
http://www.seriousgamessummit.com/

シリアスゲームサミットGDC:日本事例紹介

3月7日、8日にGame Developers Conference 2005にて行なわれるシリアスゲームサミットGDCで、日本事例紹介のパネルセッションを行なうことになりました。下記のような要領で行なわれますのでGDCに参加される方はぜひ参加をご検討ください。
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シリアスゲームジャパン: 日本におけるシリアスゲーム動向
スピーカー:馬場 章(東京大学大学院助教授)、新 清士(IGDA日本コーディネーター)、
藤本 徹(ペンシルバニア州立大学博士課程、シリアスゲームジャパンコーディネーター)
日時:2005年3月8日(火)11時30分〜12時30分
プレゼンテーション概要:
このセッションは、日本におけるシリアスゲーム動向と、シリアスゲームに有効と思われるCOTSゲーム(市販ゲーム)の可能性への理解を深めることをねらいとしている。東京大学大学院の馬場章助教授、IGDA日本代表の新清士氏、シリアスゲームジャパンコーディネーターの藤本徹氏が、日本におけるシリアスゲームと関連した研究や実践の展開動向を紹介する。まだ欧米ほどにはシリアスゲームの活動が確立されていない中で、日本では、ゲーム型シミュレーションのモデルとしての有用性が高いと思われるCOTSゲームが充実している。このセッションでは、日本国内で展開されているプロジェクトと、シリアスゲームとしてのポテンシャルを持つと思われる日本産COTSゲームを紹介する。東大と韓国の大学で共同で行なわれているMMORPGを利用した教育の研究プロジェクト、神奈川リハビリテーションセンターなどで研究が進められているリハビリテーションへのゲーム利用事例、東京大学ゲーム研究プロジェクトの取り組みなどを紹介する。
<講演者プロフィール>
[馬場 章 氏]
1958年生まれ。専攻は日本近世経済史、歴史情報論。文化財のデジタルアーカイブ制作のための理論と方法を研究。また、近年は学習支援ゲームの開発を通じ、新たなエデュテインメント概念としてゲームのプレジャラビリティを提唱している。コンテンツ創造科学産学連携教育プログラムで「デジタルアーカイブ論」「ゲームプロデューサー論」、教養学部で「ゲームデザイン&エンジニアリング論」を担当。
[新 清士 氏]
1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。立命館大学大学院政策科学研究科講師。国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表。東京大学ゲーム研究プロジェクト共同代表。CEDECアドバイザリーボード委員。著書に『ゲーム開発最前線「侍」はこうして作られた〜アクワイア開発2課の660日戦争』。連載「ゲーム開発のグローバライゼーション」(メディアクリエイト総研「DigitalEntertainment Business」)など。
[藤本 徹 氏]
1973年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。ペンシルバニア州立大学大学院インストラクショナルシステムズプログラム博士課程に在籍。ゲーム技術を活用した教育工学の開発方法論を研究。2004年よりシリアスゲームジャパンのコーディネーターとして、日本でのシリアスゲームコミュニティ形成を推進。

Serious Games Summit at DC 10/18-19

10月18−19日にワシントンDCで開催されるSerious Games Summitの
アーリーバード申込(200ドル割引)の期限が迫ってきました。
Serious Games Summit DC
10月18-19日@ワシントンDC Loews L’Enfant Plaza Hotel
http://www.seriousgamessummit.com/
(申込時にcode:SGS4 を使うともう25ドル割引、IGDA会員はさらに50ドルOff)
本家のSerious Games Initiativeが主催するカンファレンスです。
各種教育訓練用ゲームのデモ、この分野のオピニオンリーダー達による
パネルディスカッション、出資者探しやプロジェクト実施のノウハウに
関するセッション、これまでに紹介された事例のその後の展開など、
このシリアスゲーム研究・開発の全体像を把握するのに最高の機会です。
はるばる日本からの参加はたいへんですが、ここまでの内容であれば、
わざわざ参加するに値すると思います。ぜひご検討ください。
セッションテーマ例:
・シリアスゲームプロジェクト推進上の問題点と対処方法
・経験学習の効果測定方策
・ゲームベースドアプローチからストーリーベースドトレーニングへ
・E-learningのためのゲームモデル
・ゲームがどのように将来の行動に影響を与えるか
・教室へゲームが入ったとき何が起こるか
・国家安全保障:シミュレーションゲームの用途と利用機会