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シリアスゲームフォーラム開催のご案内(6月24日)

6月24日に第3回のシリアスゲームフォーラムを開催いたします。
今回は「シリアスゲーム導入の実践と課題」をテーマに、ビジネスシミュレーション教材を利用した研修プログラムを提供されているアントルビーンズ代表取締役社長の彌島康朗氏をスピーカーにお迎えして、シリアスゲーム導入に関する話題をご提供いただき、参加者の皆さんとディスカッションを行います。詳しくは下記開催概要をご参照ください。
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第3回 シリアスゲームフォーラム
テーマ:「シリアスゲーム導入の実践と課題」
趣旨:
 ビジネスシミュレーションソフトを教材としてディスカッションを進める研修プログラムの実践事例を報告します。企業内研修や大学講座での受講生の反応などを、アンケート結果から推測される意識の変化、感想などとあわせて報告します。
 プログラムはグループディスカッションとシミュレーションを組み合わせることで「習得した知識の活用スキル向上」と「ロジカル思考の醸成」を目指します。
 ”情報活用” “合意形成” “意思決定” をキーワードに取り組んでいますが、課題も多いと感じています。 上記を題材に、参加者の皆様のご意見を頂戴し、議論を深めていく場にできれば幸いです。
スピーカー:(株)アントルビーンズ 代表取締役社長 彌島康朗 氏
日時: 2009年6月24日(水)18:30~21:00 (開場 18:00)
場所: スリーロック(株) 4Fセミナールーム(小田急線・千代田線 代々木上原駅前) 
定員: 15名(先着順  定員に達し次第締め切ります)
会費: 2000円(学生:1000円) ※当日会場にてお支払いください
主催: スリーロック株式会社 
協力: シリアスゲームジャパン
アクセス方法等詳細(PDFファイル):
http://www.3rockconsulting.com/annai/annai/2009/3seriousgame.pdf

参加お申し込みは下記のフォームよりお願いいたします:
https://fs222.formasp.jp/c637/form2/


シリアスゲーム論ゲスト講演(第1回)開催しました

東京工芸大学で開講している「シリアスゲーム論」では、先週から下記のような3回連続のゲスト講演シリーズを実施しています。
東京工芸大学芸術学部アニメーション学科ゲームコース
「シリアスゲーム論」(木曜5限)ゲスト講演シリーズ
(6/4) 「シリアスゲーム企画の実際」
ゲスト: 柴田賀盆氏(ゲーム作家)
(6/11) 「シリアスゲームビジネスの実際」
ゲスト: 前田徹哉氏(SGラボ 代表取締役社長)
(6/18) 「エンターテインメントとシリアスの境界」
ゲスト: 馬場保仁氏(セガ、「野球つく」シリーズのプロデューサー)、 山本貴光氏(ゲーム作家、文筆家)
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第1回目は、ゲーム作家の柴田賀盆氏をお招きしてのセッションでした。ゲームの進化の歴史とともに育ってきた柴田さんのゲームクリエイターとしてのキャリアを歩むきっかけから、その後の変遷、高校生向けの金融教育ゲーム「私の夢&銀行」のプランナーとして経験されたシリアスゲームの企画の仕事の実際について語っていただきました。プロジェクトの体制から予算等の具体的な計画の内容、プロトタイプ開発から完成までの変遷までの解説、最後にゲームクリエイターを目指す学生たちへアドバイスを送っていただきました。
学生たちにとっては、シリアスゲームの企画の実際についてはもとより、柴田さんに自身のクリエイターとしてのキャリアの歩みに絡めてシリアスゲームについて語っていただいたことで、自身がクリエイターとしてシリアスゲームをどう捉えるかを考えるよい機会になったようでした。
第2回は今週11日、SGラボ代表取締役社長の前田徹哉氏をお招きして、同社で取り組んでいるシリアスゲームビジネスについてお話いただきます。またその授業の模様は後日ご紹介します。

第2回シリアスゲームフォーラム開催報告

 先日4月22日、第2回目のシリアスゲームフォーラムを開催しました。

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 今回は「仮想世界における新しい学習プラットフォーム」をテーマに、ゲストスピーカーのPaul Cohen氏より没入型学習の概要、学習用途で利用される仮想世界プラットフォームの事例紹介と、各プラットフォームの評価に関する話題提供が行われ、参加者とともにこのテーマでディスカッションを行いました。

 セカンドライフ以外にも多くの仮想世界プラットフォームが提供されており、それぞれのプラットフォームが持つ長所と短所を考慮しながら利用目的に合致した形での仮想世界の導入を進めていくことが重要であるとCohen氏は指摘し、企業内での研修やコラボレーションへの利用に関するさまざまな課題についても言及されました。次々に開発されるプラットフォームの状況から、セカンドライフブーム以降もこのテーマでの活動が着実に進展してる様子がうかがえました。今後はこれらのプラットフォーム間、または他のシステムとの協調や統合が進む過程で仮想世界における学習活動をどのように導入しやすい形で提供していくか、そして技術の進展に合わせた用途開発への対応をいかに進めていくかが鍵となっている側面があるようです。

 また、後半のグループディスカッションでは、さまざまな業界からの参加者の方々によって、このテーマへの関心や導入に当たっての懸念などが話し合われました。まだ仮想世界を利用したことがない参加者から、実際に仮想世界プラットフォームを開発する企業で活動する参加者や、セカンドライフ内で研修サービスを提供する経験を持った参加者もいて、多様な論点が共有されました。

 次回のフォーラムも6月24日に予定されています。詳細はまた改めてご案内いたします。

「デジタルゲーム学習」の内容紹介

 「Digital Game-Based Learning」の翻訳書、「デジタルゲーム学習―シリアスゲーム導入・実践ガイド」(マーク・プレンスキー著、藤本徹訳、東京電機大学出版局)が発売されました。

 本書は、欧米における「シリアスゲーム」の潮流を生むきっかけの一つとなった著作で、シリアスゲームの導入・実践のためのガイドブックとしてご利用いただけます。学術出版のため価格がやや高額ですが、シリアスゲームに関心のあるeラーニング開発者、ゲーム開発者、研究者の方々には間違いなく役に立つ内容です。本書の出版意図やテーマの背景を訳者まえがきに記しましたので、本書目次とあわせてご紹介します。

 (以下、出版元ウェブサイトより転載)

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シリアスゲームフォーラムのご案内(4/22)

 来週4月22日に「仮想世界における新しい学習プラットフォーム」をテーマに、第2回のシリアスゲームフォーラムを開催します。

 セカンドライフをはじめ、仮想世界プラットフォームがここ数年でずいぶん出てきており、学習用途で利用される例も数多くあります。今回はゲストスピーカーのPaul Cohen氏にそれらの仮想世界の最近の事例などの話題を提供していただいて、このテーマの議論を深めたいと思います。

 もう数席空いているようですので、このテーマにご関心をお持ちの方はどうぞご参加ください。

日時: 2009年4月22日(水)18:00-20:30
場所: スリーロック4Fセミナールーム(小田急線・千代田線代々木上原駅前)
会費: 2000円(学生:1000円) ※当日会場にてお支払いください
定員: 15名(先着順定員に達し次第締め切ります)
主催: スリーロック株式会社、シリアスゲームジャパン

ゲストスピーカー: Paul Cohen氏(SonicViz代表)
「Virtual World-仮想世界における新しい学習プラットフォーム(仮題)」
※講演は英語で、逐次通訳を入れて行います。
詳細は下記PDFをご覧下さい。
http://www.3rockconsulting.com/annai/annai/2009/2seriousgameJP.pdf

参加申し込みはこちらです。
https://fs222.formasp.jp/c637/form2/

 

「デジタルゲーム学習」、4月20日発売

 シリアスゲームの基本文献として海外で広く読まれている「Digital Game-Based Learning」の翻訳書「デジタルゲーム学習-シリアスゲーム導入・実践ガイド」 (マーク・プレンスキー 著、藤本 徹 訳)は、ただいま印刷作業に入っており、書店に並ぶのは発行日の4月20日頃の予定です。アマゾン等のオンライン書店にもじきに掲載されると思います。目次情報など詳細はまた続報にてお知らせします。

「デジタルゲーム学習-シリアスゲーム導入・実践ガイド」
マーク・プレンスキー 著、藤本 徹 訳

B5変型・388頁・定価4515円(税込)
2009年4月20日発行
ISBN 978-4-501-54540-6

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Virtual Heroesのホテル従業員トレーニングゲームとHIV予防ゲーム

米国ノースカロライナ州を拠点とするシリアスゲーム開発会社、Virtual Heroes が最近リリースした2つの新作シリアスゲームをご紹介します。

まず、以前にもご紹介したヒルトングループのホテルチェーン、Hilton Garden Innの従業員教育のためのシリアスゲーム「Ultimate Team Play for PSP」が全米の450ヶ所の同ホテルに導入され、研修の一環として利用され始めたとのことです。このゲームは、このタイプの教育用ゲームとしてはPSP用に開発された最初の製品で、Hilton Garden Innでは今年1000台のPSPを購入して各ホテルに設置して利用するそうです。

ゲームではエンジニア、ハウスキーパー、飲食部門、フロントデスクのシナリオから選んで、それぞれの業務や顧客とのコミュニケーションのスキルを学ぶ内容になっています。この取り組みは米国のホテル業界でも注目されているようで、あちこちのメディアで取り上げられています。

二つ目は、ケニアの若年層向けのエイズ予防啓発シリアスゲーム「Pamoja Mtaani」です。
このゲームは、ワーナーブラザーズがPEPFAR (President’s Emergency Plan for AIDS Relief)と共同で製作したもので、ゲームの開発をVirtual Heroesが担当しています。PC用のマルチプレイヤーゲームで、5人のキャラクターが登場するシナリオに出てくるミッションやミニゲームに取り組みながら、エイズの予防知識を学べる内容になっているとのことです。

ワーナーのプロモーションサイトで公開されているデモビデオからもわかるように、かなりヴィジュアル的にも手のかかった大掛かりなゲームとなっているようです。昨年12月にナイロビ他のケニアの都市で試験導入が開始され、6月以降他の都市へ広げていくとのことです。

なお、以前ご紹介したように、Virtual Heroesでは、コナミ、EAで活躍して同社へ移籍した佐藤隆善氏がアートディレクターとして活動しています。次はどのような作品を手がけていかれるのか楽しみなところです。

過去の関連記事:
「サイレントヒル」のTakayoshi Sato氏、シリアスゲームについて語る
GameSpotにVirtual Heroes CEO インタビュー掲載

Ultimate Team Play for PSP関連リンク:
http://seriousgamessource.net/item.php?story=17142
http://www.austin360.com/blogs/content/shared-gen/blogs/austin/digitalsavant/entries/2009/01/14/hilton_garden_i.html
http://www.bizjournals.com/austin/stories/2009/01/19/story9.html
http://www.businesswire.com/portal/site/google/?ndmViewId=news_view&newsId=20090114005426&newsLang=en
http://www.hospitalitynet.org/news/154000320/4034599.search?query=hilton+virtual+heroes+2009

“Pamoja Mtaani” 関連リンク:
http://hivfreegeneration.warnerbros.com/
http://www.voanews.com/english/2009-03-03-voa49.cfm?rss=africa

http://weblogs.variety.com/the_cut_scene/2008/12/warner-bros-lau.html
http://www.shacknews.com/onearticle.x/56237

ITmedia に代表藤本インタビュー記事掲載

 先日受けたインタビューの記事が掲載されましたのでご紹介します。

http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0903/04/news095.html

via kwout

 4月から東京工芸大学で開講する「シリアスゲーム論」の話や、海外でのシリアスゲームの動向、ゲームのスキルが生活の他の場面でどう役に立つか、などの話をしています。

 なお、以前ご紹介しましたが、この連載記事の第1回でも、東京大学の馬場教授がシリアスゲームについて言及しています。

「シリアスゲームフォーラム」開催報告

 先日お知らせしました、「シリアスゲームフォーラム」を2/10に開催しました。会場は満席で、全体で20名ほどの皆さまにご参加いただきました。
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 今回は、「シリアスゲームと経営シミュレーション」をテーマに、まず前半に藤本が「シリアスゲームの視点で見る経営シミュレーション」と題して、海外での近年のシリアスゲームの動向と、そのなかでも経営シミュレーションの分野でどのような取り組みが行われているか話題を提供しました。
 後半のディスカッションでは、「経営シミュレーションの効果的な利用法とは」と題して、参加者のこれまでの学習経験を振り返って、教育の場でのシミュレーション/ゲーム教材のポジティブな面やネガティブな面をディスカッションしました。限られた時間でしたが、開発者、教育者、学習者、それぞれの視点からの多様な論点が共有されて、よい気づきの機会となったような印象でした。
 熱心に議論に参加してくださった参加者の皆さま、それから会場運営のお手間をとってくださったスリーロックのスタッフの皆さまに御礼申し上げます。
 なお、このシリアスゲームフォーラム、次回は4月22日(水)に「仮想世界における学習」をテーマとして開催する予定で企画の準備が進んでいます。詳しくは後日ご案内いたします。

「eラーニング・ニューテクノロジーセミナー」(2/19)のお知らせ

来週、2月19日(木)に開催される「eラーニング・ニューテクノロジーセミナー」で、代表藤本が講演します。「テレビゲーム教育論」で議論している内容を中心に、学習者としてのデジタルネイティブについて話します。一般からの参加も可能だそうですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
申込方法その他は、下記を案内ご参照ください。

第7回「eラーニング・ニューテクノロジーセミナー」(2月19日)開催のご案内 

日本イーラーニングコンソシアム(eLC)Value研究委員会では、日本ナレッジ・マネジメント学会と共同で、eラーニングに関連する ニューテクノロジーの話題を皆様にお届けし、eラーニング関連知識、ICT関連知識の強化に 役立てていただくため、ニューテクノロジーの連続セミナーを行っています。

第7回目の日程とテーマが下記のとおり決定いたしましたので、ご案内いたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

        記

 ■日時:2009年2月19日(木) 14:00~16:45

  ※14:00~16:00:ニューテクノロジーセミナー、
   16:00~16:45:eLC「月例カンファレンス」の2部構成となっております。
   「月例カンファレンス」は会員限定のカンファレンスですが、
   一般の皆様へにご案内するプログラムも含まれておりますので、
   オブザーバとしてご参加いただく事が可能です。

 ■会場:キャンパス・イノベーションセンター東京2階「多目的室3」
   東京都港区芝浦3-3-6
   最寄駅:JR山手線・京浜東北線「田町駅」 徒歩1分
       都営三田線・浅草線「三田駅」 徒歩5分
       http://cic-hp.zam.go.jp/tokyo/access.php

 ■定員:40名

 ■参加費:一般 3,000円 ※eLC会員は無料

 ■申込方法:下記のURLにある「お申込フォーム」よりお申込ください
       http://www.elc.or.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=c034

 ■申込締切:2009年2月17日(火) ※先着順とさせていただきます。
  ※同時に一般の有料参加受付も行いますので、お早めにお申し込みください。

 ■プログラム:

 ◆◆第1部:「第7回ニューテクノロジーセミナー」◆◆ (14:00~16:00)

 ◆講演タイトル:

 「ママ!ジャマしないでよ 勉強しているんだから」
  -「デジタルネイティブ」の学習者と「デジタル移民」の教育者

 ◆講師:シリアスゲームジャパン 代表 藤本 徹 氏

 ◆概要:

  今日の企業や学校の教育現場で起きている学習者と教育者の断絶は、 デジタルメディア社会で生まれ育った「デジタルネイティブ」と、歳を取ってからデジタル社会に渡ってきた「デジタル移民」の情報行動の違いに影響を受けているという側面があります。この講演では、「テレビゲーム教育論」 (マーク・プレンスキー著、藤本徹訳、東京電機大学出版局刊)で議論した テレビゲームと学習の話題を中心に、ゲームを切り口にして学習者としてのデジタルネイティブ像を理解し、それに対応した教育、eラーニングのあり方を考えていくための材料を提供します。