東京工芸大学で開講している「シリアスゲーム論」では、先週から下記のような3回連続のゲスト講演シリーズを実施しています。
東京工芸大学芸術学部アニメーション学科ゲームコース
「シリアスゲーム論」(木曜5限)ゲスト講演シリーズ
(6/4) 「シリアスゲーム企画の実際」
ゲスト: 柴田賀盆氏(ゲーム作家)
(6/11) 「シリアスゲームビジネスの実際」
ゲスト: 前田徹哉氏(SGラボ 代表取締役社長)
(6/18) 「エンターテインメントとシリアスの境界」
ゲスト: 馬場保仁氏(セガ、「野球つく」シリーズのプロデューサー)、 山本貴光氏(ゲーム作家、文筆家)
第1回目は、ゲーム作家の柴田賀盆氏をお招きしてのセッションでした。ゲームの進化の歴史とともに育ってきた柴田さんのゲームクリエイターとしてのキャリアを歩むきっかけから、その後の変遷、高校生向けの金融教育ゲーム「私の夢&銀行」のプランナーとして経験されたシリアスゲームの企画の仕事の実際について語っていただきました。プロジェクトの体制から予算等の具体的な計画の内容、プロトタイプ開発から完成までの変遷までの解説、最後にゲームクリエイターを目指す学生たちへアドバイスを送っていただきました。
学生たちにとっては、シリアスゲームの企画の実際についてはもとより、柴田さんに自身のクリエイターとしてのキャリアの歩みに絡めてシリアスゲームについて語っていただいたことで、自身がクリエイターとしてシリアスゲームをどう捉えるかを考えるよい機会になったようでした。
第2回は今週11日、SGラボ代表取締役社長の前田徹哉氏をお招きして、同社で取り組んでいるシリアスゲームビジネスについてお話いただきます。またその授業の模様は後日ご紹介します。