CEDECでのシリアスゲームセッション

先日のエントリーでお知らせしましたCEDECのセッションについての追加情報です。お申込はCEDECサイトからオンラインで申込ができます。
どうぞ皆さんお誘い合わせの上ご参加ください。

CEDEC (CESA Developers Conference)IGDAアカデミックセッション
日時:2005年8月29日(月)(CEDECは29〜31日開催)
場所:明治学院大学(東京都港区白金台)
講演:「シリアスゲーム研究・開発の最新動向」(10:00-11:30)
講演者:藤本徹(シリアスゲームジャパンコーディネーター)
内容:
日本国内でも、エンターテイメント用途以外でのゲーム利用を意味する「シリアスゲーム」という言葉が徐々に普及し始めてきているが、欧米においては、多数の研究者、開発者、資金提供者らの参入に後押しされて、研究も開発も着々と進んでいる。これから日本のシリアスゲームを確立し、プロジェクトを成功させていく上で、すでに総論から各論段階に入りつつある欧米の研究・開発動向を先行事例として把握しておくことが有効であることは間違いない。
本セッションでは、シリアスゲームの基本的な考え方と枠組を整理し、これまでにどのような研究や開発が行なわれてきているのかを紹介する。欧米において展開されている、最新のシリアスゲーム研究・開発事例についての考察、ゲームがもたらす学習効果について教育工学的観点からの解説などを行なう。
パネル「ゲーム業界にとってのシリアスゲームの可能性と課題」(12:30-14:00)
パネリスト:
柴田賀盆氏 フリー(「私の夢&銀行」ゲームデザイナー)
鈴木政幸氏 サクセス(「吉野家ゲーム」プロデューサー)、他調整中
モデレーター:
藤本徹(シリアスゲームジャパンコーディネーター)
内容:
欧米で研究と実践が進むシリアスゲームは、日本でどのような形で展開されるのか。日本のゲーム業界にシリアスゲームが新たな可能性をもたらすとすれば、それはどのようなものか。シリアスゲームと呼ばれる前から、日本のゲーム会社各社ではすでにさまざまなシリアスゲーム的取り組みを行なってきており、それら各社の取り組みをシリアスゲームとして捉え直すと、これまではあまり注目されなかった側面からその価値が浮き彫りになってくる。
本パネルセッションでは、シリアスゲーム的な要素を含むゲーム開発プロジェクトを手がけたゲーム会社各社のパネリストとともに、ゲーム業界にとってシリアスゲームがどのような意義を持ち、新たな機会をもたらすか、そしてこれから考慮すべき課題は何かを議論する。