9月24日(月)から28日(金)にかけて開催される、デジタルゲームの国際学術会議「DiGRA 2007」のプログラム詳細がすでにDiGRAウェブサイトにて告知されています。
http://digra2007.digrajapan.org/program.html
大会4日目の9月27日(木)は、「Serious Games Day」とタイトルがついており、シリアスゲーム関連の研究発表やシンポジウムが多数行われます。「テレビゲーム教育論」の著者、マーク・プレンスキー氏の基調講演も行われます。そのほかにも「ゲームと学習」をテーマとした発表や関連するゲーム研究の発表が数多く行われます。海外の発表者は英語で発表しますが、日本語への同時通訳セッションも多数あります。
早期割引は8月24日までですので、お申込はお早めに。
「Events – in Japan」カテゴリーアーカイブ
CEDEC:シリアスゲーム講演&ラウンドテーブル
9月26日(水)〜28日(金)の3日間、ゲーム業界団体CESA主催による日本最大級のゲーム開発者カンファレンス、CEDEC(セデック)が東京大学で開催されます。初日の26日に、シリアスゲームに関する講演とラウンドテーブルを行ないます。(CEDEC公式ウェブサイト)
講演の方では、最近の欧米におけるシリアスゲームの事例紹介や新たな展開の考察を行い、ラウンドテーブルの方では、日本でのシリアスゲームのビジネス展開に関する議論を行ないます。シリアスゲームに関心のある皆さまのご参加をお待ちしております。
1. レギュラーセッション: 「シリアスゲームの新展開と国内外の最新動向」
講師:藤本徹(ペンシルバニア州立大学/シリアスゲームジャパン)
日時:9/26(水)10:40〜12:00
セッション概要:
「シリアスゲーム」の取り組みは、欧米においてここ数年の間に急速に発展を遂げ、ゲーム開発・研究の一分野として確立された。国内においてもニンテンドーDSの学習・実用系コンテンツやセカンドライフのブームなどの流れとともに広まってきている。
本セッションでは、シリアスゲームの国内外の最新動向を紹介・解説するとともに、海外で進化を続ける新たなシリアスゲームの取り組みを分析し、国内においてどのような展開が考えられるかを展望する。
受講スキル:
シリアスゲームに関心のある開発者、研究者、ユーザーを対象としており、特にスキルは必要ありませんが「シリアスゲーム−教育・社会に役立つデジタルゲーム」(東京電機大学出版局、2007)の続編的な内容を中心に話すため、事前に同書と「テレビゲーム教育論」(東京電機大学出版局、2007)を読んでおくと得られるものが大きいと思います。
セッション情報:
http://cedec.cesa.or.jp/contents/r3.html
2. ラウンドテーブルセッション「ビジネスとしてのシリアスゲームの方向性と課題」
講師:藤本徹(ペンシルバニア州立大学/シリアスゲームジャパン)
日時:9/26(水)13:00〜14:20
セッション概要:
欧米ではシリアスゲーム開発の専門会社や、シリアスゲームを事業展開の軸にして成功する会社が出始め、シリアスゲーム研究、開発に提供される資金の額も拡大している。一方、国内ではニンテンドーDSの学習・実用系コンテンツが話題となっているものの、一時的なブームに終わりそうな兆しが見られ、必ずしも先行きは明るいとはいえない。
本ラウンドテーブルでは、国内におけるシリアスゲームのビジネスモデルや事業展開の現状を議論し、シリアスゲームが一つの市場を形成し、確立していくための方向性や課題を検討する。
受講スキル:
シリアスゲームのビジネス展開に関心のある開発者(特に経営者、プロデューサー、プランナー)、スポンサー的立場の方を対象にしており、特にスキルは必要ありませんが、シリアスゲームの事業展開に関するビジネスモデルやマーケティングの話題を中心に議論しますので、経営や企画に関する知識や関心があることが望ましいです。
セッション情報:
http://cedec.cesa.or.jp/contents/t2.html
DiGRA2007: 基調講演にシリアスゲームの第一人者が登壇
(DiGRA2007ウェブサイトより転載)
DiGRA2007速報: 基調講演にシリアスゲームの第一人者が登壇
9月24日から28日にかけて東京大学にて開催されるゲーム研究の国際大会「DiGRA2007」の速報をお届けします。
DiGRA2007では基調講演が連日開催されます。すでにエドワード・カストロノヴァ准教授の講演が決定していますが、新たにシリアスゲームの開発者・研究者として世界的に著名であるマーク・プレンスキー氏の登壇が決定しました。
マーク・プレンスキー氏は、アメリカのコンサルタント、デザイナー、ジャーナリストです。ハーバードとエールでマスターの学位を取得した後、『Games2train』を設立し、教育やビジネストレーニングに役立つデジタルゲーム(シリアスゲーム)を50本以上開発しています(そのクライアントには、IBM、ノキア、米国国防総省などが名を連ねています)。
また、氏はジャーナリストとしても知られ、デジタルゲームが現代の子どもたちの教育に役立つことを明らかにした『Degital Game-Based Learnig』(2001)や、『Don’t Bother Me, Mom–I’m Learning!』(2006)の著者でもあります。
(なお『Don’t〜』は『テレビゲーム教育論』というタイトルで、シリアスゲームジャパンの藤本徹氏による翻訳が7月に刊行される予定です)。
これらの本は、デジタルゲームやコンピュータの教育利用に関心のある研究者だけでなく、ポストモダン社会における子どもたち(デジタル・ネイティブ)の教育・学習に関わる人びとの注目を浴び、ニューヨークタイムズやウォールストリートジャーナル、CNN、BBCなどでも大きく報道されました。
これまで日本ではデジタルゲームの負の側面ばかりが社会的注目を集めてきましたが、Nintendo DSの『脳トレ』ブームや教育ゲームの隆盛に見られるように、近年ではその教育効果への期待が高まっています。今回の基調講演は、世界のシリアスゲーム研究・開発の最前線のノウハウを知るためのまたとない機会ですので、ぜひ積極的にご活用ください。
DiGRA2007 Call for Paper 受付中
デジタルゲーム研究分野の国際カンファレンスDiGRA2007は、下記の日程で東京大学を会場に開催されます。現在発表論文の投稿受付を行っており、締め切りは3月1日までです。
■DiGRA2007公式ホームページ
http://www.digra2007.jp/
DiGRA Japan
http://www.digrajapan.org/
■開催日程
2007年9月24日(月)~9月28日(金)
■開催場所
東京大学本郷キャンパス
(東京都文京区本郷7-3-1)
AOGCプレイベント「『仮想世界』としてのオンラインゲーム」
先日お知らせしたセカンドライフ内での講演会は、2月22〜23日に開催されるAsia Online Game Conference(AOGC2007)のプレイベントとして開催されました。リアル会場、バーチャル会場とも共催のデジタルハリウッドさんにご提供いただいての開催となりました。
主催者のブロードバンド推進協議会(BBA)のウェブサイトに当日の開催の模様の紹介と講演資料が掲載されていますので、会の詳細はこちらをご参照ください。
Preview of AOGC 2007 in Second Life -セカンドライフでのバーチャルカンファレンス開催!(BBA)
http://www.bba.or.jp/AOGC2007/2007/02/preview_of_aogc_2007_in_second.html
また、当日参加されたプレス関係者による記事でも紹介されています。
「Second Life」内の会場ともリンク。AOGC 2007プレイベント開催(4gamer.net )
http://www.4gamer.net/news/history/2007.02/20070202220836detail.html
リアルとバーチャルを行き来する記者説明会― AOGC2007プレイベントで(RBB Today)
http://www.rbbtoday.com/news/20070203/38213.html
(2/5)追記:
ヴァーチャルプレスカンファレンスってなに?――「Preview of AOGC in Second Life」開催(+D Games)
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0702/02/news076.html
日本シミュレーション&ゲーミング学会2006年秋季大会開催
FOOD FORCEの日本語版を開発したコナミが、
株式売買シミュレーションゲームの発売を発表しました。
コナミ NewsRelease
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コナミはマネックス証券の全面協力を得て、株価売買のシミュレーションや銘柄検索などを手軽に体験することができる『株式売買トレーナー カブトレ!』(ニンテンドーDS向けソフト)を12月14日に発売することを発表。
株式売買に関する基礎知識や取引を行うためのノウハウを習得できる。
最大の特徴はタッチペンで書いた曲線に近いチャートの企業を自動的に検索するスクリーニング機能。
収録されているデータは過去5年間の東証1部銘柄、東証マザーズ銘柄の株価データ、会社四季報(東洋経済新聞社)、株式ニュース(ドリームバイザー・ドットコム)の実データで、実際の投資分析にも役立つ内容です。
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かなり本格的な内容のようです。
昨今の脳トレ系とは違った、本格的シリアスゲームですね。
CEDEC2006にて日本のゲーム学を紹介するセッション
大学のゲーム教育・日本編
CEDEC2006にて日本のゲーム学を紹介するセッション
http://www.rbbtoday.com/news/20060901/33580.html
CEDEC2006(8月30日〜9月1日)が昭和女子大学で開催され、
開催期間中は、過去最高の1,700名の参加者がありました。
CEDECは最新のゲームテクノロジーを次のコンテンツ開発にどのように
活かしていくか、次世代の開発環境にどう対応していくかなど、
業界の急速な変化の中、新しい試みにチャレンジするデベロッパーを
サポートするものです。
海外のゲーム大学の先進事例を紹介したセッションに続き、
日本の大学のゲーム学を紹介するセッションが開催されました。
日本の先進事例
●グループとカンパニーの単位で実習訓練
東北芸術工科大学デザイン工学部
6人1チーム、あるいは16人1カンパニーで作品を制作する。
講師には、バンダイナムコゲームズのクリエーターが参加している。
●学内スペースを企業に提供し学生を参加させる
宝塚造形芸術大学
2005年にメディア・コンテンツ学部を創設。メディア工房を設置し、
教室、工房、ゲーム会社で、同じフロアを3分割する。
●デジタルハリウッド大学 専任教授 飯田氏
デジタルハリウッド大学の通年講座「ゲームプロデュース
&ディレクション」2007年度から開講予定。
現行の教育制度の枠の中でゲームクリエイターを教授陣に加え、
産学協同のカリキュラムを試みるケースが増えています。
シリアスゲーム講演 at 熊本大学
熊本大学にお招きいただいて、8月9日(水)に開催される「熊本大学eラーニング連続セミナー」にて、シリアスゲームに関する講演を行ないます。
このセミナーでは、「eラーニング、インストラクショナルデザインとシリアスゲーム」に焦点を置いた形で、シリアスゲームの概念や事例の解説を行ないます。
参加のお申込、お問い合わせは、下記熊本大学eラーニング連続セミナーWebサイトまでお願いいたします。
——–以下、熊本大学eラーニング連続セミナーWebサイトより転載
熊本大学は、特色GPの2年連続採択等、積極的にeラーニングを実践してまいりました。
それらの取り組みの一環として、国内外の著名なeラーニングに関する専門家をお招きして連続セミナーを開催しています。
今回はゲームと教育の関係について取り上げます。
ニンテンドーDSの「大人のトレーニング」の大ヒットに見られるように「ゲームで学ぶ」ことが注目を浴びています。そこで、アメリカで教育用ゲームやインストラクショナル・デザインの研究をされている藤本徹氏をお招きし、ゲーム、教育や学習そしてeラーニングの関係についてご講演いただきます。
第9回セミナー
シリアスゲーム:デジタルゲーム技術を利用した教育課題への取り組み
開催日時: 2006年8月9日(水) 17:00〜19:00
場 所: 総合情報基盤センター 3階 実習室
当日参加も可能ですが、できるだけ事前にご登録をお願いします。
(参加申込はこちら: http://el-lects.kumamoto-u.ac.jp/index.html)
講演者:藤本 徹 氏
ペンシルバニア州立大学インストラクショナルシステムズプログラム博士課程
「シリアスゲームジャパン」コーディネーター
教育用ゲームの開発や研究は、以前から取り組まれてきたテーマであるが、ここ数年で急速に、欧米の教育工学者、教授システム学者たちの間で注目度の高いテーマとなってきている。その中心概念となっているのは「シリアスゲーム」という考え方であり、従来のエデュテインメントやゲーミング研究の取り組みを超えた形で、研究・実践が展開されている。その学習環境の捉え方や問題へのアプローチの仕方、開発プロジェクトの組み方は、インストラクショナルデザイナー、eラーニング講座開発者への示唆となる要素が多い。本講演では、シリアスゲームの概念的な解説と、開発事例の紹介を行ないながら、教授システム学の視点から、シリアスゲームプロジェクトの取り組みを考察し、 eラーニング講座デザインのヒントにするための議論を行なう。
ゲーム・ルネッサンス:いつか来た道、これからの道
東京大学大学院 BEAT講座(ベネッセ先端教育技術学講座)からのお招きで、下記の8月5日(土)開催の公開研究会にて、藤本がシリアスゲームに関する講演をします。
今回は主に教育関係者向けに、教育におけるシリアスゲームに重点を置いた形で、シリアスゲームの概念についてを解説しつつ、最新動向の紹介を行ないます。
参加のお申込、お問い合わせは、下記BEAT講座Webサイトまでお願いいたします。
—————-以下転載—————————-
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東京大学大学院 BEAT講座 8月公開研究会
「ゲーム・ルネッサンス:いつか来た道、これからの道」
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8月のBEAT公開研究会は、
「ゲーム・ルネッサンス:いつか来た道、これからの道」
というテーマで開催します。
「ゲームを教育現場に利用しよう」というアイデアが
近年注目されています。教育業界では、古くは「エデュ
テインメント」、さらには「Constructionisim in play」
など、様々な関連概念が、これまで主張されてきました。
最近は、シリアスゲームという概念で、様々な教育用
ゲームが開発されています。
シリアスゲームは、これまでのゲームとは何が違うのか。
そして、そこにはどのような可能性が開けているのか。
「流行としてのゲーム」に流されず、その本質を見極め
る「慎重さ」と、それでいて、よいところは教育に積極的
に活かす「貪欲さ」をあわせもつことが重要かもしれません。
今回の公開研究会のテーマでは、
1)シリアスゲームの現状と課題
2)ゲームの教育利用事例
などを扱いたいと思います。
どうぞふるって、ご参加下さい。
企画担当:中原 淳
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■日時
2006年8月5日(土曜日)
午後2時より午後5時まで
■場所
東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館北館 93-B教室
http://www.beatiii.jp/images/sem23-map.gif
■定員
70名
(最近、BEATの公開研究会は〆切前に募集停止に
なることが多くなっています。くれぐれも、お
早めにお申し込みください。なお、キャンセル
の場合は、お手数でもsato@beatiii.jpまでメール
をいただければ幸いです。一人でも多くの方に
席をお譲りしたいと思っています)
■参加方法
参加希望の方は、BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/ にて、ご登録をお願いいたします。
■参加費
無料
■内容
●「シリアスゲーム、現状と課題」
藤本 徹氏
ペンシルバニア州立大学博士課程
「シリアスゲームジャパン」コーディネーター
http://anotherway.jp/seriousgamesjapan/
●タラレバeラーニング
シミュレーション型ゲーム教材の事例紹介
(学)産業能率大学 総合研究所
e-Learning開発センター 古賀暁彦氏
●ディスカッション
ディスカッサント
▽藤本 徹氏
ペンシルバニア州立大学博士課程
▽古賀暁彦氏
(学)産業能率大学 総合研究所
e-Learning開発センター
▽弦川直樹氏
株式会社SGラボ
ジェネラルマネージャ
コーディネータ
▽中原 淳
東京大学 大学総合教育研究センター 助教授
CEDECシリアスゲームセッション記事
CEDECでのシリアスゲームセッションは無事に終了しました。関係者の皆さま、ご協力ありがとうございました。今回の講演内容の紹介記事がIT mediaに掲載されています。
CEDEC 2005リポート: “ゲームは有害だ”と言うだけでは社会的にも停滞感が生まれてしまう (IT media Games)