東京大学とバンダイナムコ「ゲームと教育」をテーマとした共同研究プロジェクト発足

 東京大学の馬場章研究室とバンダイナムコゲームスが”ゲームと教育”をテーマとした共同研究プロジェクトを発足するとの発表がありました。

 ゲームの教育利用に関する研究や学生の職業体験と学習を組み合わせた「リサーチインターン」と呼ぶ取り組みを行うとのことです。またこのプロジェクトは品川区教育委員会と連携して、品川区の教員や保護者、子ども向けの各種イベントを通して、教育現場におけるICT活用のための啓発活動を行うと発表されています。この活動として、8月6日に「ICT時代の子どもの未来を考えるシンポジウム」を開催することが告知されています。

 ゲームの教育利用に関する研究は、これまでにもさまざまな取り組みが行われてきたにも関わらず、多くの課題に直面してそれほど普及が進んでこなかったという経緯があります。シリアスゲームへの関心の高まりとともに最近再び各分野で関心の高まっているテーマですので、このプロジェクトから良い成果が示されることを期待したいところです。

この記事に関するプレスリリース(PDF)
http://www.bandainamcogames.co.jp/corporate/press/pdf/20090729.pdf

ICT時代の子どもの未来を考えるシンポジウム詳細(馬場研究室ウェブサイト)
http://chi.iii.u-tokyo.ac.jp/?p=950