4Gamersの「Online Game & Community service conference 2008」(OGC 2008)プレビュー記事特集で、SGラボ代表取締役の前田徹哉氏のインタビュー記事が掲載されました。
[OGC2008#06]SGラボの前田徹哉氏に聞く,シリアスゲームの定義(4Gamers.net)
http://www.4gamer.net/games/024/G002455/20080307012/
この記事は、シリアスゲーム専門会社としてのシリアスゲームに関する見解や、最近公開された同社のプロデュース作品などについての内容です。記事中でもわかりにくいと指摘されているシリアスゲームの概念について、しっかりとした見解を持って事業に取り組まれている様子がうかがえます。
なお、このOGC2008特集記事には、他にもヴァーチャルワールドやeスポーツなどに関するスピーカーのインタビューがとても読み応えがあってこれらのテーマに関心のある方にはためになる記事だと思います。
補足;上記記事中の記者さんのコメントの中で誤った記載があるので、訂正しておきたいと思います。
「シリアスゲーム」という言葉は、もともと1970年に出版された社会学者のクラーク・アプトの著書に由来しており、現在のような形で使われるようになったのは、2004年のシリアスゲームサミットからではなく、シリアスゲームイニシアチブ(Serious Games Initiative)が設立された2002年からです。シリアスゲームという名称もベン・ソーヤーの造語ではなく、当時このテーマに関心のあるグループで議論して決められたと言われています。
また、Ben Sawyerという名前は、一部ベン・スワイヤと表記されたものがネット上で見かけられますが、スワイヤと発音することはないので間違いです。ベン・ソーヤー(トム・ソーヤーのSawyerと同じなので表記を合わせて)と表記する方が適切だと思います。
3/12 追記:上記の指摘について、さっそく記事を修正していただいたみたいです。ご対応ありがとうございました。