コナミの音楽ゲーム「ダンスダンスレボリューション(DDR)」が肥満対策として、米国ウェストヴァージニア州の公立学校の体育教育に採用されたというニュースが話題になっています。
このプログラムは、ウェストバージニア州とコナミの間の3年プロジェクトで、まず103校の中学校(生徒数約6万4千人)にXBoxのコンソールとDDRのソフトが設置されて保健体育カリキュラムの中で利用開始され、3年以内に同州の全765校(生徒数約28万人)の公立学校で展開される計画となっています。プロジェクトには、ウェストバージニア州健康保険局、公的健康保険機関ブルークロス・ブルーシールド、州教育省、ウェストバージニア大学、コナミが参加し、州の主導でDDR利用カリキュラム開発と、効果測定研究が行なわれます。
このDDR導入プログラム全体の費用は、約50万ドル(約6000万円)ほどで、州健康保険局とブルークロス・ブルーシールドが負担し、コナミも7万5千ドルを提供、不足分は州が民間の財源から確保する計画です。
同州は全米の中でも肥満率がワースト3に入り、小学校5年生を対象とした調査で約半数が太り気味か肥満と判定されていることや、同州の子どもの3分の一は糖尿病傾向にあるなどが問題となっています。
前年に、ウェストバージニア州健康保険局とウェストバージニア大の間で実施されたGames for Healthプロジェクトで、DDRの効果を研究するパイロットテストが実施されており、その成果を受けての本格展開となったようです。
ソース(いずれも英語)
Gamasutraの記事
CNNの記事
USA Todayの記事
子供の肥満防止にDDR
最近は日本でメタボリックシンドロームと呼ばれる中高年の内蔵型肥満が社会問題化しているが、アメリカでは既にあらゆる世代で肥満が深刻化している。特に最近では子供たちの肥満が問題視されており、学校でも様々な肥満防止の取り組みが行われているという。そんな中で…