ユードーが「映像のないサラウンドの音楽ゲーム」を制作中であることを発表しました。
映像の無いサラウンドのゲームを発表(プレスリリース)
http://www.yudo.jp/news.html#060830
このゲームは、慶應義塾大学の大岩研究室との共同研究で、文部科学省が行なう「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の助成を受けて行った「コラボレイティブ・マネジメント型情報教育」の一環で取り組まれています。株式会社CRI・ミドルウェア社のCRI Audioを使用し、ドルビーラボラトリーズインターナショナルサービスインク日本支社、株式会社マランツ コンシューマーマーケティングが技術協力を行ってゲームの試作が進められています。ユードーは、モバイルコンテンツやゲームの企画・制作、音楽制作などを行う制作会社で、創業者の南雲玲生氏は、コナミの「ビートマニア」を制作し、その後の同社の音楽ゲームの流行を生み出すことに大きく貢献したサウンドクリエイターとして知られています。
このゲームは、「サラウンドを利用することで、音源の発音する定位、位置情報や音色、リズムなどを聞き分けて仮想の空間を移動する新しいギミックとなり、想像力を高められ、シリアスゲームの一環として様々な人が遊べるゲームとなる(同社プレスリリースより)」とのことで、視覚に障害を持つ人も一緒に楽しめるゲーム、聴覚を鍛えるゲーム、癒しを生むサウンドスケープ的なゲームなど、シリアスゲームとしての展開可能性の高い技術として期待できます。同社はこの技術を特許出願中で、今後もさらにサウンドの専門技術を駆使したゲームの開発に取り組むとのことです。