2006年9月アーカイブ
ロンドンで起きたテロ未遂事件以降の、空港のセキュリティ強化の問題を題材としたゲーム「エアポートセキュリティ」がリリースされました。
このゲームは、空港のセキュリティチェックで持ち込み禁止の品物を見つけて回収する作業がゲーム化されたシンプルなアクションゲームです。ズボンやシャツを脱がせたり、禁止物がころころ変わったりするなど、セキュリティ対応の問題をパロディ的に描写しながら議論を呼ぶ形で表現されています。
このゲームをデザインしたイアン・ボゴスト博士は、ジョージア工科大の助教授としてゲーム研究を行ないながら、自身のゲームスタジオ、Persuasive Gamesでゲームデザイナーとしても活動しており、シリアスゲームサミットのアドバイザリーボードの一員でもあります。
こうした世の中で起きている社会問題を描写して世の中の関心を喚起しようとするゲームは、Wataercoolergamesでボゴスト博士と共に活動しているゴンザロ・フラスカ氏が「ニュースゲーム」と名づけており、このゲームもこのジャンルに位置づけられています。「ニュースゲーム」には、フラスカ氏の「September 12」や、「ジダン頭突きゲーム」、「メルギブソンの飲酒運転ゲーム」などがその例として挙げられています。
ボゴスト博士は、このゲームの紹介記事で、ニュースゲームは、ニュースとしての速報性とゲームの作りこみにかかる時間のバランスをどう取るかが課題となると解説しています。
シリアスゲームジャパンの運営は、以下のメンバーで行っています。(2009年1月現在)
Coordinator:
藤本 徹 (Toru Fujimoto)
Contributuors:
別府文隆 (Fumitaka Beppu)
勝木真帆 (Maho Katsuki)
前川英之 (Hideyuki Maekawa)
榊原邦雄 (Kunio Sakakihara)
松下慶太 (Keita Matsushita)
お問い合わせ:
シリアスゲームジャパンへのお問い合わせは、下記事務局メールアドレス宛にお願いいたします。
info
先日より募集しておりました、Web更新スタッフの件、4名の皆さんにご協力いたいて、シリアスゲームジャパンのコントリビューターチームとして活動していただくことになりました。
今週よりすでに新体制にて活動を開始しております。
ご参加いただいている方は次の皆さんです。(順不同)
本業でお忙しい中を協力を申し出ていただいて感謝しております。よろしくお願いいたします。
別府文隆さん(南カリフォルニア大学客員研究員)
菊地英文さん(デジタルハリウッド)
勝木真帆さん(青山学院大学4年)
前川英之さん
(9/26: 追記)
先週より新たに、榊原邦雄さん(フューチャースピリッツ)もチームに加わっていただきました。
よろしくお願いいたします。
(10/14: 追記)
新たに、松下慶太さん(フィンランド タンペレ大学客員研究員)もチームに加わっていただきました。
よろしくお願いいたします。
FOOD FORCEの日本語版を開発したコナミが、
株式売買シミュレーションゲームの発売を発表しました。
コナミ NewsRelease
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コナミはマネックス証券の全面協力を得て、株価売買のシミュレーションや銘柄検索などを手軽に体験することができる『株式売買トレーナー カブトレ!』(ニンテンドーDS向けソフト)を12月14日に発売することを発表。
株式売買に関する基礎知識や取引を行うためのノウハウを習得できる。
最大の特徴はタッチペンで書いた曲線に近いチャートの企業を自動的に検索するスクリーニング機能。
収録されているデータは過去5年間の東証1部銘柄、東証マザーズ銘柄の株価データ、会社四季報(東洋経済新聞社)、株式ニュース(ドリームバイザー・ドットコム)の実データで、実際の投資分析にも役立つ内容です。
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かなり本格的な内容のようです。
昨今の脳トレ系とは違った、本格的シリアスゲームですね。
大学のゲーム教育・日本編
CEDEC2006にて日本のゲーム学を紹介するセッション
http://www.rbbtoday.com/news/20060901/33580.html
CEDEC2006(8月30日〜9月1日)が昭和女子大学で開催され、
開催期間中は、過去最高の1,700名の参加者がありました。
CEDECは最新のゲームテクノロジーを次のコンテンツ開発にどのように
活かしていくか、次世代の開発環境にどう対応していくかなど、
業界の急速な変化の中、新しい試みにチャレンジするデベロッパーを
サポートするものです。
海外のゲーム大学の先進事例を紹介したセッションに続き、
日本の大学のゲーム学を紹介するセッションが開催されました。
日本の先進事例
●グループとカンパニーの単位で実習訓練
東北芸術工科大学デザイン工学部
6人1チーム、あるいは16人1カンパニーで作品を制作する。
講師には、バンダイナムコゲームズのクリエーターが参加している。
●学内スペースを企業に提供し学生を参加させる
宝塚造形芸術大学
2005年にメディア・コンテンツ学部を創設。メディア工房を設置し、
教室、工房、ゲーム会社で、同じフロアを3分割する。
●デジタルハリウッド大学 専任教授 飯田氏
デジタルハリウッド大学の通年講座「ゲームプロデュース
&ディレクション」2007年度から開講予定。
現行の教育制度の枠の中でゲームクリエイターを教授陣に加え、
産学協同のカリキュラムを試みるケースが増えています。
ユードーが「映像のないサラウンドの音楽ゲーム」を制作中であることを発表しました。
映像の無いサラウンドのゲームを発表(プレスリリース)
http://www.yudo.jp/news.html#060830
このゲームは、慶應義塾大学の大岩研究室との共同研究で、文部科学省が行なう「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の助成を受けて行った「コラボレイティブ・マネジメント型情報教育」の一環で取り組まれています。株式会社CRI・ミドルウェア社のCRI Audioを使用し、ドルビーラボラトリーズインターナショナルサービスインク日本支社、株式会社マランツ コンシューマーマーケティングが技術協力を行ってゲームの試作が進められています。ユードーは、モバイルコンテンツやゲームの企画・制作、音楽制作などを行う制作会社で、創業者の南雲玲生氏は、コナミの「ビートマニア」を制作し、その後の同社の音楽ゲームの流行を生み出すことに大きく貢献したサウンドクリエイターとして知られています。
このゲームは、「サラウンドを利用することで、音源の発音する定位、位置情報や音色、リズムなどを聞き分けて仮想の空間を移動する新しいギミックとなり、想像力を高められ、シリアスゲームの一環として様々な人が遊べるゲームとなる(同社プレスリリースより)」とのことで、視覚に障害を持つ人も一緒に楽しめるゲーム、聴覚を鍛えるゲーム、癒しを生むサウンドスケープ的なゲームなど、シリアスゲームとしての展開可能性の高い技術として期待できます。同社はこの技術を特許出願中で、今後もさらにサウンドの専門技術を駆使したゲームの開発に取り組むとのことです。
